怪人二十面相・伝 (ハヤカワ文庫 JA キ 3-1)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150305352

感想・レビュー・書評

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  • 構想良し、文章良し、これは掘り出し物ミステリーです。
    時代は昭和初期から戦後、あの怪人二十面相の正体に迫りながら、交流ある少年達の成長も描いたセピア色の冒険ロマン。江戸川乱歩の名作「怪人二十面相」を筆者の想像力(創造力)で膨らませた架空の伝記。
    中井英夫、日影丈吉を文章の師と仰ぐ戯曲が専門の筆者が、著作権継承者(乱歩の子息)からの快諾を得て1989年に発表したこの小説の素晴らしさは読めばわかる。
    必読書に勝手に認定です。

  • 思ったより面白かったです。本家を読みたくなった

  • 凄い!!

    江戸川乱歩の怪人二十面相が遜色なく、蘇った!!

    と大喜びした作品。

    続きが出ているのだが、文庫化!!と悩んでいるおいらである。

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著者プロフィール

劇作家・演出家・小説家。1952 年生まれ。滋賀県出身。1979 年に発表した『寿歌』は、1980 年代以降の日本の小劇場演劇に大きな影響を与えた。1984年『十一人の少年』で第28 回岸田國士戯曲賞、1990 年『雪をわたって…第二稿・月のあかるさ』で第24 回紀伊國屋演劇賞個人賞、1997 年ラジオ・ドラマ『ケンジ・地球ステーションの旅』で第34 回ギャラクシー賞、2014 年『グッドバイ』で第17 回鶴屋南北戯曲賞を受賞。現在までの執筆戯曲は200曲をこえる。また、小説『怪人二十面相・伝』は、『K-20 怪人二十面相・伝』として映画化されるなど、戯曲だけでなく、小説、童話、エッセイ、シナリオ、ラジオドラマ、コラムなど、多才な創作を続けている。現在は、主にシス・カンパニーに書き下ろしを提供しているが、加藤智宏(office Perkypat)との共同プロデュース公演(新作の、作・演出)も始動している。2013年『恋愛的演劇論』(松本工房)を上梓。2020 年に第73 回中日文化賞を受賞。

「2024年 『万平BOKS1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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