- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150305932
作品紹介・あらすじ
たがいに手を組んで中原に覇を唱えようとナリスにもちかけ、密談を首尾よく果たしたイシュトヴァーンは意気揚々と帰途についた。そんなイシュトヴァーンのまえにかれを手に入れ、さらには中原支配までも目論むグラチウスが現われる。あやうくその術中に陥りかけたイシュトヴァーンだが、気配を消すことに長けたヴァレリウスの介入によって危地を逃れた。しかし、今度はアリの命をうけたヤミ魔道師オーノの魔の手が…。
感想・レビュー・書評
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グラチウス&イシュト。
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やはり物語を回すのはイシュトですね。最初の陽気な盗人風情からここまで歩んで覇王なんて言葉が出てくるんですから、思えば遠くへ来たもんだという感じですね。このまま順調にさくさく書いてくれさえいれば・・・
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覇王の道―グイン・サーガ(59) (ハヤカワ文庫JA)
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ナリスとの密談を終え、意気揚々と引き上げるイシュトバーンの前に、グラチウスが現れる!?
グラチウスは伝説の魔道師として、サーガの中にだけ出てくるのかと思っていたが、実際に現れてきた。
そのグラチウスにたぶらかされること無く、帰途を急ぐイシュトに今度はアリが雇うヤミ魔道師オーノが現れる。バレリウスとの魔道師対決で、これまでにイシュトが去っていった人々と考えていた、赤い街道の盗賊やリーロが、アリの命で殺されたと知ると、その怒りは一気にアリストートスへの憎しみへと・・・。
ついにアリとの決別の時が近いのか?
それにオーノがキタイの手先だったとは・・・。
だいぶ話の流れがよくなってきたような気がしていたが、これも10年間の隙間を一気に埋めるように、読み進むためなのか?