タイム・リーパー (ハヤカワ文庫JA)

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著者 : 大原まり子
  • 早川書房 (1998年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150305956

タイム・リーパー (ハヤカワ文庫JA)の感想・レビュー・書評

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  • 少し昔のタイムスリップものを読むと、作中人物の「現在」よりも「未来」の方が読み手にとって近い年代だったり、場合によっては既に過去になっていたりすることがままある。この作品でも主人公・トオルが飛ばされた「未来」は2018年で、私が読んだ「現在」からするとたった6年後。しかし彼のいた世界からは30年後だ。でも私達が生きる世界では、まだトオルの行った「2018年」ほど科学が発達していない。作品そのものの主軸からは逸れるが、そういう作品内の「未来」と、実際の現実との差異が読んでいて楽しい。

    大原まり子の作品に触れるのはこれが初めてだが、なかなか面白かった。文章は平易でテンポもよく、すぐに読み終えられる。ガチガチのSFではないので、ハードSFが得意ではない私でも楽しめた。まあタイムスリップという素材自体が既に一般化していて、殊更にSFって感じでもないしね。機会があったら同著者の別のものも読んでみようかな。

  • 交通事故から目覚めた森坂徹は、30年の時を超え2018年の病院で目を覚ます。彼の時間跳躍力を巡り、タイムパトロールと国家権力の特殊能力開発部隊との間で壮絶な戦いが繰り広げられる。

    1998年に発行された小説です。本当に30年後にこんな世界になるかと思ってんのかな。あまりに未来の描写が貧弱すぎます。時間旅行に伴うパラドックスも全然練れてないし。なんだか出来そこないのライトノベルを更に悪くしたような感じでした。

  • サイキックアクションといった感じで、タイムトラベルに主眼を置かれていない印象でがっかり。ただ時間解釈に興味深い点もあり。とくに用語(「時を織りなおす」「ブリッジ」とか)

  •  歴史的事実など存在しやしないのだ,という,すさまじいばかりの哲学が,IEOで働く人間全体にのしかかってくる。流れる水面をひろがってゆく墨のように現実はうつろい,やがて混じりあい,形そのものを失ってくずれてゆく。
     時はホコロビだらけの織物で(おっと,これはヒロタ課長の口グセだった),たぶん,記録保管部の努力がなければすぐにもバラバラに吹っ飛んでしまうのだ。
    (本文p.17)

  • 大原まり子さんの作品ではこれが一番好き。大胆かつ繊細。

  • なぜか送られてきたサイン本。たぶんプレゼントに応募したんだろうけど、覚えていない。

  • 愛がテーマですね。大原まり子の作品はどれも。

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大原まり子の作品

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