SF大将 (ハヤカワ文庫 JA ト 4-1)

著者 : とりみき

• 早川書房 (2002年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[深川夏眠さんの感想 · 2021年11月30日]

古典的名作SFのパロディ漫画集。
巻末で元ネタの概要が紹介されているのがありがたい。
ショートショート全41編中、
オリジナル作品２編を除いたパロディ群のうち、
読んだことのある原作は僅かに３編、
読んでいないが有名過ぎるので概要を把握している作品が
いくつか――という体たらく。
それでも（知らなくても）
腹筋が攣りそうになるくらい笑えるのが凄い！

ソラリスを学校のプールに見立てた
「ソラリスの陽のもとに」と
出オチも甚だしい瞬間芸（失礼！）「溺れた巨人」が
個人的双璧。

[boutoumetousさんの感想 · 2017年12月31日]

　元ネタの１／３しか読んでいない。情けない。名作をお題にしたとり・みき師匠のアドリブコントという趣で、もう少し原作寄りにしてくれれば、という憾みが遺る。

[平岡ゆうきさんの感想 · 2005年9月16日]

SF映画を元にして とりみきのユーモアで新たな短編を描く。筒井康孝のようなキレのある傑作集！