花図鑑 1 (ハヤカワ文庫JA コミック文庫)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 96
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150307547

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  • 花の名前を付けた様々な女性を主役にした短編集。
    清原なつのらしい少し毒のある物語。
    ファンタジーや学園もの、性に関することなどバリエーションに富んでいる。

  • ちょっと世知辛い…かも。

  • すごく好きだ。

  • 図書館にて。

    「世界樹」だけはSFオムニバスの別の本で見たことがあったが、そのほかの作品は初めて。
    清原なつの、という名前は本名にすこし似ているので親近感が湧く。

    少女を描く作家だ。制服を着た少女は、みな一様におっとりとした目をして、儚げな印象をもたらす。
    しかしどこか毒がある。
    この作品集では、清原氏は、元々少女というイキモノの中に潜む「世界の拒絶」だったり「かたくなさ」だったり「ある種の気持ち悪さ」、あるいは「二が甘い青春」といったものを書きだしているように思えた。

    特に気に入ってるのは「桜守姫秘聞」「いばら姫の逆襲」。
    「桜」は、クライマックスでの主人公、桜守姫のモノローグに膝ぽん。彼女の主張は、今まさにわたしが思っていることそのものだったからだ。他者から与えられるヨロコビというものに恐怖を感じ、拒否する、というのはおよそ代表的な少女性の発露にも思える。

    「いばら」はラストにあっと驚く仕掛け。いばら姫物語をこれだけ大胆に、えげつなく翻案してしまう思い切りの良さ、発想の意地の悪さに舌をまく。

    2もあるので、次回来館をたのしみにしていよう。。

  • エロなのにきゅんきゅんきます
    女の子がみんな匂い立つように美しい。

  • 清原なつのの描く少女や女性はストイックな色気を感じるのだけど、花図鑑はまさにその集大成。文庫も集めましたとも。「菜の花電車」が好きです。

  • 今はなき「ぶーけ」に連載されていた漫画。
    このひとの書く女の子、女の人は切なくて悲しい目をしている。
    イマイチな話もあったので☆3つ。

  • 小説っぽい。

  • 大人になって清原マニアになったきっかけ本。

  • 無機質なセクシーというか、不思議な短編集。女性の性のことが書かれています。淡白な絵柄で客観的に書かれているのですが、なにかセクシーを感じます。ちょっとせつない感じも好きです。

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