西城秀樹のおかげです (ハヤカワ文庫 JA)

著者 :
  • 早川書房
3.61
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本棚登録 : 407
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150307721

感想・レビュー・書評

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  •  官能小説に分類してもいいと思う。

  • 久しぶりに声を上げて笑ってしまった作品(集)
    どれも展開が斜め上すぎます。
    気になったら是非ご一読を 後生ですから。

  • (市×/県×)

  •  いちいちにやにや笑う。
     西条秀樹にこんな効果があるとは知らなかった……!

  • 人類の終焉というのは、SFの主要なテーマのひとつである。J.G.バラードの終末三部作、ネビル・シュート「渚にて」、小松左京「復活の日々」、ヴォネガット「猫のゆりかご」など数多くの終焉が描かれてきた。
    そしてそれらの作品では、生き残った人々の孤独や生きるための努力が物語を作る。マシスンの「地球最後の男」や「トリフィドの日々」、ゾンビものだが、最近の海外ドラマ「ウォーキング・デッド」なんかもそう。
    SF作家のBWオールディスは、こうした世界の終末後、生き残った人々が比較的快適に生活する小説を「心地よい終末」(cozy catastrophe)と呼んだ。
    この表題作は、世界の終末後、生き残った人の快適な暮らしを描いたまさに「心地よい終末」小説である
    ……などとSF論はどーでもよい馬鹿SF。これだけくだらない人類の終焉はない!

    他の作品も、レズビアンでSMでコメディなSFばかり。
    マゾでレズなセクサロイドやマゾでレズなクローン人間やマゾでレズな作家やマゾでレズな女子中学生などが出てくる馬鹿SFばかり。

    フェミニズム、ジェンダー論は、性を飛び越えることが可能なファンタジーとしてSFの主要なテーマで…、というジェンダーSF論もやっぱりどーでもよい、作家の趣味、妄想全開なだけ。だから、縄での緊縛シーンが妙にリアル。

    ただ、ちょっとラブコメすぎるのがどーも苦手。もっと普通にこの馬鹿っぽさを書いてもられえるともっと楽しめたに。

  • 森さんの小説はどれも楽しくて最高です!(∩.∩)
    この本は面白すぎてにやけながら読んでいました。
    森さんの発想がとってもユニークで勉強に
    なりました。o(^-^)o

  • レズもののラブコメ。
    めちゃくちゃエロいけど、会話がくだらなすぎて爆笑。
    電車の中でニヤケが止まらず困った。

  • 特に好きなのが、表題作の「西城秀樹のおかげです」と「哀愁の女主人、情熱の女奴隷」「エロチカ79」です。その他もエロくて馬鹿馬鹿しくてもう、笑えます。

  • 2011 7/7読了。有隣堂で購入。
    @poplaciaさんが面白かった、とおっしゃっていたので買ってみた本。
    買う前に表紙をちゃんと見てなかったので中身読んで衝撃を受けた(笑)
    アブノーマルだったりエロチックだったりSFだったりコメディだったりがだいたいどの話にも入っている短編集。だいたい百合。旅のお供にするにはハードル高かったかも知らん(苦笑)

  • 友人から借りました

     短編集。
     かなりのエロ(ほとんどレズ物です♪)で、SFです。 

     無夜は表題の「西城秀樹のおかげです」の千絵、好きだなぁ。
     人類滅亡後も、自分の世界に浸って幸せに生きる。自称十五歳のやせっぽちな少女(十七歳のお姉さまが自分を愛してくれるのを待ってます)、本当は三十四歳、身長200センチ、体重200キロ……の女性。
     乙女な一人称で途中まで。でもおかしいな? とか思うのです。
     途中で、生き残りと出会って、本性というか本体を暴露。
     でも、相手はゲイの男の人。
     そして二人は……片や「永遠のお姉さま」を求め、片や「ドラァグ・クイーン」でい続けるのだから、なんか重なるところがあっても良さそうなのに、親友(理解者・同志)で留まってしまう。そして、さらに美しい女性が目の前に現れたときの反応が。
    「彼女は私たちをデブとか、変態とか言って罵るかもしれない。この楽園(自分たちの夢な世界)をこのまま維持するのに、邪魔なら、消そう」
     そして…(苦笑)

     この人の話は読みやすい。

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著者プロフィール

作家。1966年、東京都生まれ。作品に、「お嬢さま」シリーズ、『地下室の幽霊』(いずれも学研)など。

「2017年 『脇役ロマンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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