- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150308001
作品紹介・あらすじ
Aボタンをクリック。ぼくはテツオになる-現実への違和感を抱えた大学1年の坂上悦郎は、オンライン対戦格闘ゲーム"バーサス・タウン"のカラテ使い・テツオとして、最強の格闘家をめざしていた。大学で知りあった布美子との仲は進展せず、無敵と噂される辻斬りジャックの探索に明け暮れる日々。リアルとバーチャルの狭間で揺れる悦郎は、ついに最強の敵と対峙するが…。新鋭が描くポリゴンとテクスチャの青春小説。
感想・レビュー・書評
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『千の剣の舞う空に』と同じ素材だが五十歩百歩凡の凡
ゲーム内容描写に魅力が全くない
登場人物も作者の台本通りの大根
構成の達者さだけの作品詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古書購入
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面白かった。格闘ゲームの操作がなんとなく伝わってきた。以前、サマーウォーズを観たからか。
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かっけーよ。いやほんと。
せっかくできた彼女をほったらかして、オンライン格闘ゲームにはまっている大学生が主人公……。つー設定だけでは、このかっこよさはわかんね。
「ログインするたびに同じ画面が表れる」ゲームな世界を文体で表現するように、同じフレーズを多用してリズムをつくる計算。
読んでいくうちに出現するちょっとしたひっかかりを、あとで伏線として回収する技巧。
どーして「せっかく出来た彼女を放り出すのか」といういっちゃん大事なところを、きちんと腑に落ちるように描く力強さ。
そーいう技巧もさりながら、今のそこらに転がってる、ちょっとヒッキー入ってる若者を主人公にしても『ハスラー』やれるんだぜっていうのがイイ。かっけーよな、あのポール・ニューマンは。でも、あーはなれないじゃん、違いすぎるじゃん。でも、今の日本でだって、やろうと思えばやれるんだよ、アレ。
最後までハード路線でもよかったとおもうのだが、ラストがスウィートなのは、著者のサービスなのかホンネなのか。いやいや、でも悪くない、これはこれで悪くない。
値段以上に楽しんだ。OK。 -
ネトゲとネトゲ廃人とそのリアルのお話。
それぞれにそれぞれの世界があるんだよ、という感じ。
たかがゲームを、生活に支障をきたす程のめり込んだ人にとっては共感できる面が多いはず。最後らへんの展開も理解できると思う。ただ、そういう人にとってはこの本を読んでも新たな知見は得られないでしょうね。
逆に、ゲームにのめりこまなかったまっとうな人にとっては、この本を読んでもさっぱり理解できないだろう。約束する。 -
うーん…ネトゲに限らずゲームに無縁なせいか、よく分からへん。。
描写はすごく細かいし、強いらしいってことも分かるけど、そこまで打ち込めるもの?? -
これは面白い。
ネトゲやってる者なら読んで損なし。
ラノベ臭もぜんぜん無いから、ラノベ嫌いなヒトでも楽しめると思います。
購入してから随分経ちますが、いまだに、ちょくちょく読み返します。 -
ゲームセンターで格闘ゲームをやったことがあるような人には懐かしさを感じさせる話。