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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
最近お気に入りの作者の短編集。「ギャルナフカの迷宮」はSFとはいえないけれど、なかなか読ませる。オチは想定の範囲内というか筋書きに新鮮さはないけれど、読ませる技術というのかなぁ、すばらしいな。
表題作「老ヴォールの惑星」は異星人知的生命体視点での話。「重力の使命」っぽいな。ハートウォーミングな展開で、地球人が彼らを救出するんだが、乗り切れなかったのも事実。なんでやろなぁ。
三番目は既読「幸せになる箱庭」。これは良かったんだよなぁ。ディック風で。
ラストは「漂った男」。ハッピーエンドというか、ひねりがない終わり方というか、なかなか味わい深いというか評価に迷うのだが、良い作品であることは事実。
実は表題作が一番インパクトが小さい気がする不思議な短編集だ。
ニュージェネレーションSF作品
「ギャルナフカの迷宮」、「漂った男」はとても楽しめた。
「老ヴォールの惑星」はちょっと苦手です。
SFっぽくなくて、きちんとエンターテイメントとして書かれていた。物語世界に引き込まれて、展開にハラハラドキドキして、読後の満足感に浸れる、そんな小説。文体も癖がなく、簡明な記述で読みやすい。ただ、主人公が若干マッチョなのがたまに気に障る。その分「漂った男」はブラマンスとして魅力的なのかもしれないけれど。
表題作は地球外知的生命体による自惑星外知的生命探査のお話。有川浩『空の中』に出てくる巨大空中浮遊生物みたいなのが出てくる。お勧めは最終作『漂った男』。全球を海に覆われた未踏の惑星に不時着した男。惑星には呼吸可能な大気と栄養充分の海水があり、人間の長期生存が可能。捜索隊との通信は確保されているが大海原の中、場所を特定できず男は波間をひたすら漂い続ける。捜索隊隊長と漂う男との10年余にも渡る通信内容が淡々と描かれている。異国にて深夜にツイタ―をしていると、自分が『漂った男』であるかのような錯覚に陥る時がある。
表題作「老ヴォールの惑星」は、珪素生物というイキモノ視点で描かれていて、一番SFっぽいというか、設定だけでも楽しめる素敵な話だった。
他の短編はSFというジャンルではあるけれど、限定された状況の中での人間の行動を追跡実験するように描く…というスタイルで…これがSFの王道なのかな?
その中で一番楽しめたのは「漂った男」。任務中の事故で海しかない惑星に墜落した男の話。
紹介文には“環境と主体の相克を描破した”とあるが、個人的には異なる状況・環境下における人と人、人と知性体とのコミュニケーションを描いた四つの物語、だと思った。
表題作「老ヴォールの惑星」が一番好み。記憶や知識が失われず、種族を超えて受け継がれていくことを想像し、暖かい気持ちになれた。
「漂った男」はサバイバルものというよりも、男の友情物語と捉えた。
久しぶりに表紙買いをした一冊。
ただ綺麗だった表紙が読後意味を持つのもまた、素敵。
「人」じゃないもののためにも泣けるんだなと思って物語の凄さを感じた。
認識を変えることと伝え合うこと、を大切に書いている作品群で、最初訳分からない地平に連れて行かれるんだけど、最後は共感できてる。
SFの飛距離っていうのは、圧倒的だな。
在り得ない世界を打ち捨てないで、何か読み取ろうとする頭も楽しい。
私のわずかなSFリソースの中で想起したのは星新一と有川浩。
星さんのジャンプ力と着地力と、有川さんのふくらみと読後感に近いものがあるなあと思って。解説によれば、小川さんもハッピーエンドの人なみたい。
折に触れて一冊ずつ宝物みたいに増やしていきたいなと思う書き手が見つかった。おもしろかった。
昔のブログから転記^^
今一番お気に入りの作家です。小川一水。みなさんすきな歌手はいますか?CDアルバムとか買っちゃって、「こ・これは!」っていう曲が15曲中2~3曲入っていたらもう・・・大成功でしょ^-^v・・・・小川一水の短編集「老ヴォールの惑星」は、全部よかったのよ><v・・
情報は持って帰ってこそ。
真理を求めるものは、得た情報で貢献するために、帰ってこなければ意味がない…。
知識を得ていく上で、大切にしたい姿勢を思い出させてくれる短編集。
環境と生物が共通で取り上げられている作品集。どれもが特異な環境とそれに対するシミュレーション的な印象を受けた。奇異な物を見る面白さはあった。
好きな順番に。
老ヴォールの惑星
非常に好み。フライマたちの姿は表紙に描かれた絵だろう。
異星の知的生命体が地球人に出会う話。
ギャルナフカの迷宮
漂った男
サバイバルな二作品。どちらもラストが力強く、勇気が出る。
幸せになる箱庭
老ヴォールの惑星の逆。四作品の中で最もハッピーエンドではない。
人物に全く共感出来なかった。
全てよくある設定の話で、わくわくさせるような新世界はとくにない。
気楽に読める。
表題作はまるでゆずり葉の物語。開拓史みたいで、スケールの大きさに惹かれた。
あと「漂った男」の、想像すると足元が深い沼になったようなうそ寒さ。
初小川一水。どの話も新鮮で面白かった。めちゃくちゃ読みやすい
『ギャルナフカの迷宮』
極限状態に陥った状況でも立派に社会を構築していく様には感動した。
『老ヴォール惑星』
一番イメージしづらかった。最後は「ああ、なるほどね」とスッキリできた。
『幸せになる箱庭』
選択の余地なんてなかった。現実の価値を考えよう。
『漂った男』
いきなりのぶっとんだ状況に驚き、終盤の劇的な展開に興奮した。
表題作よりも『幸せになる箱庭』が気に入った。超光速技術を持った種とのファーストコンタクトを描いた作品。
SFをあまり読まないので最初はとっつきにくいかと思ったが、用語や設定に「?」を浮かべつつ引き込まれる感じで読み終わった。
個人的に「ギャルフナカの迷宮」が一番好き。

『漂った男』がおもしろい!





