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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
野尻さん2作目。
ピアピアからだけど、エンターテイメント性が高いのに、ハードSFだな。解説で、喚起力が高い表現をするって言ったけど、寧ろその終わり方のほうが喚起力高い気がする。
基となった経験+フィクションっているのが、今暮らしている日常と地続きっていうのを感じさせて、「現実的」な夢がある。
久しぶりのSF。そして短編集。
どれも非常に面白く、また一つのアイデアからストーリーが広がる話が多い。作者もネタを思いついたときはさぞ楽しかったろうと思わせる。
解説で松浦晋也氏が述べているようにハードSFなためか、ところどころ門外漢の宇宙好き(そこまで詳しくは無いので好意をもっている、程度か)である自分には理解しがたい単語が出てきたが、SFの常でもあるし、文脈から読み取れないほどではなかったのでそれほど問題にはならなかった。
文系の人が理系の人の楽しさを覗けてお話も楽しめる、そんな本ではないだろうか。
宇宙をテーマにした5編の短編集。
タイトルになっている「沈黙のフライバイ」はかなり好き。ファーストコンタクトモノでありながら、宇宙人は出てこない。彼らが送り込んだ探査衛星とのコンタクト。実際に発表されている研究内容を元にしているって話だから、実際あと10年、20年もすれば実現するんじゃないかしら?と思うと胸が熱くなる。
作中で探査衛星が送ってきていた画像に写っている様々な人工的と思しきオブジェクトの事が気になる。
あと、最後の1編(書き下ろしだったかしら)「大風呂敷と蜘蛛の糸」は奇抜なアイディアながらも、気持ちいいストーリー。主人公の女の子の声がなぜか脳内で坂本真綾だったw なんか、台詞の言い回しとかがボクの知っている限りの坂本真綾の声にぴったりあってしまったのだよw
みんな宇宙好きすぎ。
SFは好きなのに、宇宙にあまりロマンを感じないからか、
少し入り込めなかった。
ひとつの選択、ひとつの成果から何が生まれるか。
分からなくても、突き進んでいけるタフさはすごいと思った。
導入部が日常的すぎて、自分でも気がつかないうちに作品世界に同調しているとでも言えばいいか。やってることはマニアックであるが、難しさを微塵も感じさせず、少しでも心得がある者であるならば、いつの間にかシンクロしている。解説者の言葉を借りれば、「最小の形容で最大のイメージを読者に与える」「あまりに達者なので気がつきにくいが、極めて喚起力の高い文体」となる。
どの作品も甲乙つけがたい。しかし、敢えてNo.1を選ぶとすれば「大風呂敷と蜘蛛の糸」読んでいて、おれも仲間に入れてくれ!と叫びそうになった。
ハードSF短編集。個々の作品にはリアリティがあり、中にはjaxaやnasaの宇宙に対する取り組みを、作品中に取り入れたものもある。宇宙に対する夢と希望にあふれた一冊。個人的には「大風呂敷と蜘蛛の糸」の話が面白かった。女学生の突拍子も無いアイディアが、あれよあれよと形になっていくのが読んでいて気持ちよかった
すばらしい。宇宙のように静かだが、正確で重い。そして、ロマンがたっぷりと詰まっている。驚きの傑作だと思う。いやぁ、いい作者に巡り合えてよかった。
アイデアもさることながら、異星人とのコンタクトを切に願う思いがひしひしと伝わってくる「沈黙のフライバイ」、知りたいという知的好奇心がなによりも重いと思う「轍の先にあるもの」、わかる、その気持ちわかると唸ってしまう「片道切符」、そのスーツよりも生命体の発見、その感動とはるかに大きな時間的スケール感が最高の「ゆりかごから墓場まで」、少し乗り切れないものの楽しめる「大風呂敷と蜘蛛の糸」 の短編集だ。
表題作ももちろんよかったのだが、「ゆりかごから墓場まで」も負けず劣らず最高だったなぁ。
得意の表紙買い。
どれもが実際に起こりうるような出来事ながら、現実に起こるためにはきっと、長年積み重ねてきた学問や下準備がたくさん必要なんだろうーーー日頃はスポットのあたらない研究分野で頑張っている人々にエールを贈りたくなる作品。
内容
アンドロメダ方面を発信源とする謎の有意信号が発見された。
分析の結果、JAXAの野嶋と弥生はそれが恒星間測位システムの信号であり、
異星人の探査機が地球に向かっていることを確信する。
静かなるファーストコンタクトがもたらした壮大なビジョンを描く表題作、
一人の女子大生の思いつきが大気圏外への道を拓く「大風呂敷と蜘蛛の糸」ほか全5篇を収録。
宇宙開発の現状と真正面から斬り結んだ、野尻宇宙SFの精髄。
氏の初短編集。
読みやすい文体と、リンクする現実、前向きな登場人物に満ちた良質なハードSF。
宇宙に行ってみたいな、行けるかな、と思わせる素敵な作品群でしたよ。
天文用語とか航空宇宙学用語が出てきて、いまいち興を削がれるというか……。そういった用語の説明的な文章はないので、あらかじめ知っておけということかな。それとも一般的な用語なんだろうか……。ついて行けていないだけか。
宇宙ってこんなに身近なものなんだ、と思える短編集です。理系の人以外にも読んでもらいたい。特に「大風呂敷と蜘蛛の糸」はとてもよいです。
沈黙のフライバイ(野尻抱介 ハヤカワ文庫)を読みました。 表題作を含め全5作の短編集です。 やはり、表題作「沈黙のフライバイ」が一番良いように思います。 この作品に対して☆☆☆☆です。 内容は、SETI(地球外文明探査)を行うために、安価に探査機を地球外に射出しようとしていると、逆にアンドロメダ方面から人工的な?信号が探知される。 そして、それが異性人の探査機が発信している信号であり... 続きを読む »
現状の宇宙開発構想の未来を思わせるものが多いSF短編集。
「沈黙のフライバイ」・・・ケンブリッジ電波天文台が地球外からの有意の信号を捉えた、それは野島が宇宙探査のために考えていたIPS(恒星間測位システム)による信号であり、地球外文明の探査機が地球に近づいていることを意味していた。光速の13%で太陽系を過ぎ去るそれを人類は大慌てで迎える準備を進めるのだが・・・
「大風呂敷と蜘蛛の糸」・・・榎木紗絵は宇宙に出ようとしていた、彼女を宇宙に運ぶのは"凧"と"気球"、それは彼女のふとしたアイデアから始まった計画だった。
知識不足でついていけないものもあったが、ハードSFとしてもリアリティのあるものに思えた。
一つのアイデア、技術革新がどう影響するのか、そして実際にそれを求め、動かす人はどういう意志を持っているか、さほどドラマチックな展開があるわけではないが、それでも夢のあふれる作品集。
B
短編集
進歩した科学が人々にどのようなパラダイムシフトをもたらすか。
科学の未来を期待させるようなわくわくさせるSFはいいね。
”あきらめるな、宇宙はそこにある”
帯の文句にやられてしまったのです><
野尻さんの作品読んだのはこれで2作目。
個人的には「ゆりかごから墓場まで」がお気に入り。
専門用語がよくわからなくて時折orzしますが、お話としては安心して読めるし綺麗にまとまってる。終わり方もちょっと読み足りないくらいで終わってるのでしつこさがないし、その後を想像する余裕があって、専門用語意外は読みやすい短編だと思う。けど、宇宙SFに興味ないと、やっぱり専門用語にorzってなる(w)全体的に軽くて楽しい感じ。

・沈黙のフライバイ
エイリアンは人間の価値観では計れない。「私たち」ならそうするからと、求めるアクションを引き出すための要因が求めたリアクションを引き起こすとは限らない。
印象に残ったのはこの言葉...





