機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫 JA モ 1-11)

著者 :
  • 早川書房
3.17
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本棚登録 : 116
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309176

作品紹介・あらすじ

タケルは、荒野をさまよう機械どもを狩り、ジャンク屋に部品を売り払うのを生業とする狩人だ。ある日捕らえた機械が突然奇妙なことをしゃべりだし、タケルは半信半疑ながらその提案に乗って、花屋のカーシャと電脳調教師の鴉とともに荒野の果てを目指すことになってしまう。人類の技術文明が崩壊し、荒野には危険な機械どもがさまよう混沌の未来、衰退の一途をたどりつつある人類は、起死回生の一手に打って出るのだが…。

感想・レビュー・書評

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  • SF。
    かなりライトな冒険、アクションもの。
    会話が多く、チャルも含めて、砕けた性格の登場人物が多くて、とても読みやすい。
    SF設定も意外としっかりしているが、ボリューム的には薄く、物足りなさもある。
    気楽に読めるエンタメ作品。

  • ソノラマ文庫の復刊 それだけで目出度い
    内容は可もなく不可もなし
    表紙   6点大本 海図   
    展開   5点1997年著作
    文章   7点
    内容 510点
    合計 528点

  • 星界シリーズの延長で読んでみた。目新しいストーリー展開でもないんだけど、この本を読んでいて一度電車を乗り過ごしたことを考えると、のめり込んでしまう作品だと思う。読み切りという点で、手軽な一冊だと思う。

  • まだまだ会話と会話の間をつなぐ文章がつなたいですね。文明化社会の末路、機械による人間支配の否定といった古典的なSFの要素を骨格にしているのは当時の彼の矜持を伺わせます。
    基本的な世界観は「星界」と同じですな。続きが読みたい…

  • 森岡浩之らしい、が、辿り着いた先と結末は典型的で若干残念。星界シリーズ程の印象は無いが、中身の濃さは申し分なし、かな。

  • ある程度読み進めれば面白かった。
    冒頭は妙にリズムが悪く感じて一度挫折した。
    中盤以降はどんどん読めた。

    全体としては面白い。

  • 砂塵と鉄錆と機械油のSF。
    気楽に読める。気楽に読めるが本格的。
    本格的だが目新しさはない。
    目新しさはないが楽しく読める。

    巻末解説にある通り、言葉遊びに堕することなく作中のリアリズムを優先したあたりが秀逸なバランス感覚なのだなあ、と教えられた。

  • -

  • 新刊かと思いきやソノラマの復刊本でした。
    たしかにちょっと古い感じ。
    いうことを聞かなくなった機械たちがいる惑星で、その機械を狩りパーツをジャンク屋に売る狩人の青年が主人公。
    設定も話もありきたりですが、会話やキャラは昔から上手かったんだね……

    解説 / 森生 歩
    カバーイラスト・口絵・挿絵 / 大本 海図
    カバーデザイン / ハヤカワ・デザイン

  • 人間同士の会話が割りとシュール。殺伐感。チャルとの会話の方が人間っぽい。安穏とコントロールされる世界のが魅力を感じてしまう。英雄にはなれない。どちらにしても。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。SF作家。92年、短編「夢の樹が接げたら」でデビュー。アニメにもなった『星界の紋章』シリーズや、日本SF大賞を受賞した『突変』など、著書多数。

「2023年 『夢のまた夢 若武者の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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