夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫 JA サ 2-2)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 395
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309220

感想・レビュー・書評

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  • せつない いい作品でした。

  • 急展開の警察モノと比較すると、何というかウェットな感じ?
    同じ作者とは思えないが、其れはソレ、是れはコレで面白い♪

  • 悪役の名前に引っかかるものを感じつつ読み始め、やはり既読であることに途中で気がついた。私としては珍しくラストまではっきりと思い出したのだが、結末を知っていながら読むとかえって泣けてきて、結果として再読で深いところまで読めたのでとてもよかった。
    このサスペンス感は確かにウールリッチであるな、と解説を読んでわかったので、多分文庫になる前に読んだのだと思う。今はブクログがあるから既読管理がしやすくなってありがたいとも思ったが、途中まで読んで面白かったら全部読めばいいだけなのかも…

  • 2017.10.16 読了
     意表を突かれた結末、母親が復讐劇の犯人とは!ややずるい展開ではあるが巧みな構成で最後まで緊張感を切らせず読むことができた。

  • 1986年10月、ベルリン。欧亜交易現地駐在員の神崎は何者かに襲撃された。親会社の共産圏への不正輸出が発覚、証拠湮滅を図る上層部の指令で命を狙われたのだ。殺人の濡れ衣まで着せられた神崎は壁を越えて東側へと亡命、そのまま消息を絶つ―それから五年、事件の関係者に謎の手紙が届けられ、神崎を追う公安警察もその情報を掴む。全員が雨の小樽へと招き寄せられたとき、ついに凄絶な復讐劇の幕が切って落とされた。

  • 期待して読んでいただけに、最後がちょっと期待はずれで残念。
    前半部分は面白かった。

  • 叙情に満ちててなかなか良かった。読後は哀しみが残る。敵役がどれも憎らしくて明快だった。公安警察官が変態と罵られるシーンが好き。

  • こないだまで読んでいたスパイ物に感化されて
    手にした佐々木譲。
    「ストックホルムの密使」「エトロフ発緊急電」以来です。
    うん、これこれ(笑)
    全体的にウェッティで、
    最後は虚しさばかりと云う展開。
    善悪の描写が時代劇張りにハッキリクッキリなのも
    解りやすく、文章自体も読みやすいです。
    テレビドラマを見るよりも楽しめました。

  • ワクワクテカテカなストーリーだし、読みやすいし
    文句なく面白い....のだが、悲しすぎる。
    ラストのそらねーだろってのが涙を誘う。

  • 途中から主人公が出てこなくなって、それでも物語は進んで、面白かった。
    あんまり後味は良くなかった。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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