駅神 (ハヤカワ文庫 JA ス 2-2)

著者 : 図子慧

• 早川書房 (2008年9月25日発売)

感想・レビュー・書評

[taaaさんの感想 · 2012年12月10日]

易を使って事件を解決する話。どのストーリーも良い結末で良かった。易は少し難しいが、最後に資料が付いているので親切。

[きあもとさんの感想 · 2016年9月3日]

詰まるところ占いを読み解くだけの内容になってしまっいる印象。物語として驚きも共感も薄く、もの足りない。題材が魅力的で期待していただけに残念感が強くなってしまったかも。

[sugi3sugi3さんの感想 · 2015年8月25日]

駅に現れる無料の易者がミステリーを解決する短編集。易を知らなかったので興味深く読んだ。巻末に易の解説があります。

[69hachさんの感想 · 2014年12月4日]

易を扱った人情ミステリ？ファンタジーもありけり。
登場人物がみんな魅力的で、シリーズ化したら面白いだろうなあ、と思ったのですが、続編が有るのですね。書架に見つけたら手にしてみようと思います。
表紙のイラストがとても可愛いのと、巻末の易の解説及び硬貨を使った簡易易占がお得な感じでした。

[金谷さんの感想 · 2011年4月1日]

易の話。全く知識なくても分かりやすく丁寧に解説されているので大丈夫。1作ファンタジー？みたいな異色作も面白かった。主人公は人生経験の少ないヘタレな若者。彼を取り巻く人々。悩みの背景が結構深い。

[disknnさんの感想 · 2011年3月19日]

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[ガブリーヌさんの感想 · 2010年9月19日]

雨の日、気まぐれに駅のホームに現われて易を立てるという謎の老人。とある事故を予知したことが広まってその存在が知られることになり、彼の助言を求めて、人々が駅を訪れるようになるのだが。易とは何なのか? その結果によって悩める人々は救われるのか? 東京の下町を舞台に、人々の複雑な想いが絡みあい綾をなす、異色の連作人情ミステリ! 易学の第一人者・福田有宵氏による易註解を巻末に付す。解説=千街晶之。

[館長さんの感想 · 2010年8月6日]

(収録作品)尋ね人/遊魄/八卦仙/相性

[kiyosiさんの感想 · 2010年7月16日]

『尋ね人』
飛行機の火災を予言したヨンバンセンと呼ばれる謎の易者。政治家の秘書として収賄の容疑をかぶり行方不明となった父親を捜すためにヨンバンセンに易を依頼した章平。易者の学校を経営する美女・紅川、元国立大職員の竜崎、美男子・幻斎、女子プロレスラーの大滝カスミの協力でヨンバンセンの易の謎を解く。

『遊魂』
章平が連れてきた女子高生。出会うと恋人ができるという「萩の君」の幽霊に取りつかれたという。

『八卦仙』
夢の中で出会った少女と結婚することになった章平。

『相性』
夫を駅で突き落とされ殺害された女。偶然女と知り合った章平がヨンバンセンに依頼した易、章平の大家の依頼した易。相反する答えの謎。

市川図書館
　２０１０年７月１６日読了

[藤田さんの感想 · 2009年11月5日]

軽めの易学連作ミステリ。占いという占いに全く興味がないのに、何で読もうと思ったのか…興味があればもっと楽しめたのかも。でも、易は予言ではなくアドバイスだというのには納得。

著者プロフィール

図子慧一九六〇年、愛媛県生まれ。八六年「クルトフォルケンの神話」で第八回コバルト大賞を受賞しデビュー。ライトノベル、一般文芸書を多数執筆。主な著書に『アンドロギュヌスの皮膚』『ラザロ・ラザロ』『愛は、こぼれるqの音色』『5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」