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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
初めて読んだSF小説。
好きな本屋で何となくジャケットに惹かれて購入。
大当たりだった。
シリーウォークという単語を出してくるところに個人的にシビれた。
すごい本読んじゃったなー。
初のSFだったけど、スゲー好き。どんどん読み進めれた。分からん語句が山ほどあったけど。
ぼくが生きてる世界は誰かの不幸、骸の上にある。ウィリアムズの最後らへんの言葉がすごく印象的。ウィリアムズは人間臭くて好きだな。読み終わりは頭ん中にドス黒いものが淀んでる感じ…。頭が痛かった(風邪のせいだったのかもしれん)。すごい小説だと思う、最後走ったかなーとか思ったけど。著者がもういないの惜しい。この著者の本はコンプリートしたい。
やばい。面白い。いわゆる未来SF的な内容で最初はなかなか読み進めなかったのですが読むほどにどんどんとのめり込む。これがデビュー作なんてすごいですね。この作家さんはデビュー後2年ほどで早逝されたとのこと。残念。
文章化するからこそ、ぞっとする話だった。
吐き気がするほど偽善に満ちたメディアや世論にジョン・ポールの言葉を聞かせてやりたくなった。
ストーリーはとても好みなんですが、私の苦手なタイプの一人称だった…主人公の視点で物語るというより、作者自身と対話してるみたいな錯覚に陥るのがなんともむず痒い。
面白い。けど、個人的にはハーモニー(著者が本書の後に書いた本)の方が好きだった。
ハーモニーよりも物語要素が強いと思う。
本書の中で議論されている内容は、どことなくハーモニーに通じるところがあるような気がする。
今までほとんどSFちゅうのんを読んだことがなかったのに、初めて読んだこれは相当な作品だったようで。 評価に違わず面白かった。 ただただ読んでてディテールとかすっごいなーと。 またこれを10日で書いたとあった。 驚く他ない。 あーだこーだは言えないし言う必要もないけど。 おもろい。 本文から。 「自由はバランスの問題だ。純粋な、それ自体独立して存在する自由などありはしない。その意味で、自由は愛に... 続きを読む »
圧倒的な迫力の物語であっという間に読まされてしまった。人物の描写や近未来のテクノロジの描写、物語の奥深さ、時代背景の緻密さ、どれをとっても「こりゃすげぇわ〜」と感嘆するばかり。著者はこの本の原文を病床の中10日で書いたと聞いてまたまた驚愕。残念ながら著者は若くして亡くなってるらしいが病魔と闘いながら長編を三作遺したらしい。残りの二作品もじっくり読んでみたい。
おもしろかった。 テロを排除するために完全に情報化された近未来アメリカで、暗殺専門の特殊部隊に所属する主人公が、後進国で虐殺を伴う内戦を引き起こすために世界中を飛び回る元言語学者を追う。 SFはほとんど読んだことないからそういう観点では全然分からないけど、ストーリーのダイナミズムと世界観作りの繊細さのバランスに、ただただ感動しながら読んだ。 だいたい、タイトルがカッコいい。そして、近未来の戦... 続きを読む »
凄まじい小説。なんだか他に説明しようもない・・
これがデビュー作とは・・著者自身の死の数年前に病床で書かれた小説とのこと。まさに命を賭けた一冊なんだと思うと、恐怖感すらでてくる。
読んでよかった。
日本人作家が描いた、9.11以降の世界(しかもSF!)という何とも魅かれる作品でした。そして単なるSFだけでなく、この世界に生きる一人として、ぐっと考えさせられる物語でした。
主人公のシェパードは米軍特殊部隊の暗殺のエキスパート。次なるターゲットはジョン・ポールという男だが、なかなか仕留めることが出来ない。そして何故か、ジョンが現れた国では必ず大量虐殺が起こる。というミステリー的な筋書き。
平和な日常が保障された先進国と、子どもたちが銃を手にし争いの終わらない途上国。殺されていく人間と、それを見て見ぬふりをする人間。
この世界の階層構造を突きつけられるような読後感。「人は見たいものしか見ない」という作中の言葉は、そのまま作者の心の声を表しているように思えた。
若くしてこの世を去られた、作者伊藤計劃氏のご冥福をお祈りします。
今まで読まなかったのを後悔。
これは凄い!
ハードボイルドで繊細でロマンチック。
細かい部分で、もっと詳しく書いてよと思わせられるが、
そんなことを吹っ飛ばす面白さ。
文庫版の帯に大御所のコメントが並んでいるが、本当的を射ている。
ゲームのメタルギアや(著者がファンというだけある)
マスターキートンのような雰囲気が好きなら気にいるはず。
最初に始めた時は正直、面白くないなあと思っていた。しかし読み進めるうちに、どんどんひきこまれていった。気付いた時には、ハマっていた。小説の中に登場する、気付かぬ内に虐殺へと追い立てられるように、私も知らぬ間にハメられていたのだ。この作者が既に他界されていることが非常に悔やまれる
【ネタバレあり】
SFサスペンス。
世界各地で起きる残忍な紛争にはいつもジョンポールがいた…
「虐殺の文法」というネタは脱帽。
近未来的な設定がすごく作り込まれてて、引き込まれた。
サスペンスとしても面白いし、アクション映画のような面白さもある。
さらには哲学的に考えさせられる部分もあり…。
中二病的と言えなくもないけど、カッコ良い作品だった。
膨大な知識(それは文学哲学映画音楽エトセトラ込み)。それが邪魔になることなく、物語として機能している。冒頭の子供の死体の描写から脳ミソを鷲づかみされること間違いなし。話のスケールがでかい割に、ジョン・ポールを追跡する展開になると、普通のサスペンスみたいな展開が残念。そして、一体、虐殺器官となる言葉は、一体なんなのか?書き込みがもっとあっても良かった気がするが、この物語を10日間で仕上げた伊藤計劃の才能は別格。夭折が惜しまれる。あと10年生きることが出来たらとんでもない傑作を仕上げたに違いない。
*****
自由とは、主観的なものである。
それゆえに、外部の環境にはいっさい影響され得ない。
どこまで行っても、主観的な選択の産物でしかないから。
仕事として、心も身体も不快にならない環境を与えられて、
淡々と人を殺し続けていたこと。
自らの意志で、初めて、人を殺したこと。
虐殺の文法を使って、ジェノサイドを引き起こしたこと。
最も自由だったのは3つ目。
主体的に、その環境を選び取ったから。
*****
器官、である。
言葉にはならない。
表現も出来ない。
うちにある薄ぼんやりとした確信。
そのど真ん中に素直にしたがって生きられること。
それが自由である、ということ、なのかもしれない。
*****
難しかった。でも、面白かった。
アメリカが舞台の話なのでわからないことや、軍事用語など聞き慣れない言葉がたくさんで、辞書を片手になんとか理解しながら最後まで読みました。
まず、すごいと感じたのが描写力。
とくに人の死の瞬間などの描写が生々しくリアルです。
ぜろ年代最高のSFと言われるだけあるなと思いました。
SFはどちらかというと苦手な部類なのですが、虐殺器官はどんどん物語に入り込んでいける魅力がありました。
想像力を物凄く掻き立てられるというか。
9.11以降、テロから国を守るため、アメリカ国民の安全を守るために科学技術が過剰に発展された近未来を描いている作品なんですが、その内容が、はっとさせられるものばかりです。
本編ももちろん良かったのですが、解説の筆者の
闘病記録には思わず涙が出てしまいました。
もう彼の新しい作品を読むことができないというのが非常に残念です。
遅ればせながら読んでみたが、いや、もっと早く読むべきだった。硬質な文体は好みが分かれそうだけど、ストーリーは文句なく凄い!こんな凄い作品を書ける作家が既に逝ってしまっているってのが切ないなぁ。

正直、ラストがなぜこうなったのかはよく分からなかったが、面白かった。
これがハーモニーに繋がっていくのか、と思うともっとこの人が生きて作品を作っていって欲しかった、と思う。
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