スペースプローブ (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
3.14
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本棚登録 : 231
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310028

感想・レビュー・書評

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  • 機本伸司はもともとSF的に無茶する人だとは思っていたけれど、さすがにやりすぎだなぁ…と。
    キャラ造形がせいぜい大学生レベルで、とても宇宙飛行士には見えない、とか。
    自分の生存さえ破棄して宇宙探索されちゃ、スリルも浪漫もあったもんじゃないし、科学基盤を否定して哲学に踏み込んじまったら、SFですらないし。

    なんかいろいろ気になって、ちっとも入り込めなかった。

  • 月面着陸にむけて準備をしている面々に、不可思議な現象が観測される。月ミッションを変更するべきか議論を行うが、進言しても聞き入れられないと考え、極秘裏に実行することにする。

    打ち上がるまでが長い。宇宙に行ってからは船長の裏切り、彗星への墜落、謎の現象の観測とはらはらするが、結局原因不明でなんとか生還というオチ。

    哲学的な神はいるのか、宇宙人はいるのか、別次元の生物はいるのか、いるとしてどう干渉してるのかという議論や推察ばかりが続いて中途半端な、印象。テーマが難しいから仕方ないかもしれないが。

  • なんか、米国3流SF映画を見ているような気分。 
    主人公達の青臭さが鼻につきます。 
    もっと、主人公達の年齢を下げて、ラノベにした方が良かったかもね。 
    ま、そんな感じです・・・。 

  • 登録してなかったので登録

  • 細かいことで気になった点がひとつ。「Being」は「ビーイング」のほうがしっくりくる。最初は意味がわからなかった。

  • 「神様のパズル」の作者が、宇宙の謎・人類の起源を再び描きます。

    人類の起源とか言っても、実は、ファンタジー小説なので、別に難しいことを書いているわけではありません。ただ、ウチュウカラ謎の通信らしきモノがあったとなると、やっぱり地球外生命体の話をしたくなりますよね(笑)。

    ラストも、有りがちなハッピーエンド。

    それにしても、「神様のパズル」と言い、この作品と言い、素粒子とかの一般に難しい話を上手く小説にまとめていると思います。

  • 「この宇宙ではダークマターを基盤にした生物の方がスタンダード」というのは、言われてみればもっともな話だ。ダークマターの方が多いんだもんね。

  • 正直読んでてあまり楽しくなかった。
    主人公たちは宇宙に何かあると信じて、それを確認するために計画を練るわけだけど、そのやりとりが本の2/3位を占めている印象。
    宇宙飛行士なので皆頭がいいけど、どこか浮世離れしている。
    そんな人達が頭の良い人らしく実に理論的に、かつ感情的に意見をぶつけ合う。
    社会的なしがらみを回避するための施策や、思想・スタンスの違い。
    延々とそれが続くと、読んでて疲れてしまうのだ。
    その延々と続くやり取りがこの本のウリ、というならば仕方がない。
    でも、人と人が会話をするのだから、もっと笑顔があってもいいと思うんだ。

  • ラノベな表紙から察する雰囲気と違って驚き。
    カラオケでああじゃないこうじゃないと言い合ってるところが好き。
    オレも、互いにそんなことが言える仲間が欲しいと思える作品だった。

    ところで、表紙は誰だったんだ?

  • 近未来の2030年。地球に大接近した彗星の探査機が、謎がメッセージを残して消息を絶つ。ある日、月面着陸計画のパイロット・スタッフの6名は、ふとしたきっかけから彗星の軌道上にニュートリノ信号を発する謎の物体の存在を知る。物体の正体、メッセージの意味、探査機失踪との関連性を確かめるべく、彼らは月面着陸に代わる“裏ミッション”の計画を立て始める…。

    現代的な“ファースト・コンタクト物”としてハラハラドキドキ楽しく読めた…けど、気になる部分も多かったです。
    少しもっさりとした感じに思えた展開とか、登場人物の考え方に共感できなかったりとか。

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