バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫JA)

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著者 : 津原泰水
  • 早川書房 (2012年1月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310554

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バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫JA)の感想・レビュー・書評

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  • こういうのSFっていうのかな?SFの定義ってよくわかんない。ゆーたらガンダムもおジャ魔女も全部SFじゃね?みたいな。でもこういうのSFっていうんだろうなー。サイエンス・フィクション。サイエンス・ファンタジーとかでもいいんじゃないの。

    初っ端からぶっ飛ばしてて最初こそ???だったけど、変調子な雰囲気にどんどん嵌ってった感じ。作中で出てくる絵画やら曲やらはほとんどわからなかったので、わかっている人は尚楽しいのだろうな、とも思うがわからなかったからよかったようにも思う。ビートルズもよく知らないからなあ。そういう諸々キーワードを無固形に受け止めていたからだらだらっと読めたんじゃないかとも思う。

    しかし日本人作家の小説にはわりと木根原みたいな人出てくるよね。フランス人みたいなおっさん。フランス人みたいなおっさんだなって本当に思った(笑)フランスのおっさんの知り合いとかいないけど(笑)
    日本のリアルにこういうおっさんは実在するのだろうかとそこが一番気になりました。おわり。

  • シュールレアリスムに始まりサイバーパンクで終わる。
    発売当初から感想や書評を読んでも、どんな話かさっぱりわからなかったけれど、実際読んでみて、これは読まなきゃわからないな、と思った。
    様々なところでシュールレアリスムとかサイバーパンクとか言われていて、実際各章を取り上げるとそういう分類になると思うけれど、すべて読み終わったときの印象は、綺麗な話だな、ということだった。
    抽象的な表現だけど、私の内にある言葉では具体的に表すのはとても難しい。内側にある言葉で表そうとすると、そういう表現になってしまう。
    たぶん個々のキャラクターについて書けば、それなりに具体的な書き方もできるだろうし、個々のキャラクターにも魅力を感じているけれど、この小説を思い返してみるに、むしろ綺麗な話と抽象的な表現に留めておいていいんじゃないかと思う。

  • 津原泰水のサイバーパンクSF。全3章からなっており各章は独立しているがつながりがある。文章は一文一文考えて置かれている印象。「君」を主語とする二人称の部分もあり読みづらく感じる部分もあるかもしれない。よく考えて、文章であらわされるものを想像しながら読んでいくとおもしろい。

  • 大傑作。

  • SFチックというか何というか、展開についていけず読みにくくて途中で断念。せっかく筒井康隆が帯を書いてるのになー。3篇になってたから別物かと思って次のを読んだら、どうも続き物っぽいので、結局全体的に断念。もっと続けて読めれば違ったのかな。気が向いたら再チャレンジしよう。

  • かーなーり難しい本。この一文はとても美しいが果たして意味はあるのか、そう考えながら読んだらきっと面白くないと思う。言葉のリズム、芸術的イメージの膨らみこそがこの小説の醍醐味であり、物語とはそれを演出する器に過ぎないと解釈する。

  • 読み出しは幻想小説かと思ったけど、途中からは…う~んたぶんSF。でも文章と作品全体の雰囲気はは最後まで幻想小説風。解説の言葉を借りるとサイバーパンクSF??最後まで静かに物語が流れていきました。

  • SFの中でもサイバーパンクと言われるもの。

    いきなり第1章から語り手の不明瞭さで脳みそをシェイクされる。

    想像力や集中力が途切れると一気においてけぼりをくらう。

    大枠は捉えられるが、詳細がまだつかめない。

    苦手な人は筒井康隆著のパプリカや、妄想代理人(アニメ)を読む(観る)といい。

  • 読み出しは幻想小説かと思ったけど、途中からは…う~んたぶんSF。でも文章と作品全体の雰囲気はは最後まで幻想小説風。解説の言葉を借りるとサイバーパンクSF??最後まで静かに物語が流れていきました。

  • 九年前に海辺で溺れ、大脳の機能を失い脳幹のみが機能し生存している理沙。
    東京各所にて、七本肢の巨大蜘蛛が目撃されたり、
    高速道路で津波に遭遇されたりなどの現象が起きる。
    理沙の父の木根原は担当医の龍神から、これらは理沙の夢想が引き起こしているという話を聞き、起きている現象に心当たりを覚え動き出す。

    第一章バレエ・メカニックは理沙の父親木根原サイド、
    第二章貝殻と僧侶は理沙の担当医龍神好実サイド、
    第三章午前の幽霊はチルドレンとなった山岸外起夫サイドで構成されている。
    読み進むにつれていったい誰の語りなのかと不思議さが増していったが、なぜかその不可解さが読み進めさせているような気がした。

    読んでいてすごいと感じたのは、
    幻想、夢想の世界にひきこまれると同時に、
    ものすごいリアルさを感じてしまうことだ。
    現実なのか夢想なのか登場人物たちも判断できなくなっていくが、まさにそれを体験させられるような感覚をもたせる文章ですごかった。

    ただ難解なのは間違いない。
    けど、それでも読めたことについて考えると
    それだけのおもしろさがそこにあったということだと思う。

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バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫JA)の作品紹介

造形家である木根原の娘・理沙は、九年前に海辺で溺れてから深昏睡状態にある。「五番めは?」-彼を追いかけてくる幻聴と、モーツァルトの楽曲。高速道路ではありえない津波に遭遇し、各所で七本肢の巨大蜘蛛が目撃されているとも知る。担当医師の龍神は、理沙の夢想が東京に"砂嵐"を巻き起こしていると語るが…。『綺譚集』『11』の稀代の幻視者が、あまりにも精緻に構築した機械仕掛の幻想、全3章。

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