know (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-1)

著者 :
  • 早川書房
3.98
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本棚登録 : 2521
感想 : 276
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311216

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと自分には難しすぎてよく意味を理解できなかった。
    世間的には評価の高い本なので読み手である自分に問題があるのだと思うけど。
    登場人物の名前も読みにくくてぱっと入ってこなかった

  • 電子と量子。チート。

  • アンソロジーで作者の短編を読み、評判の高い作品があることを知って読んでみた。
    語りてが職能を利用してナンパとかしていようが、かわゆい女の子が出てこようが、それは物語世界を判りやすくイメージさせられて良いのだけれど、この登場人物のこのキャラ設定は必要なのか??って場所が出てきてがっくりしてしまった。
    好みの問題なんだけどね。

  • 久しぶりに電脳的なSFを読みました。

    私はこのジャンルが好きみたいです。

  • 評判の高さに乗じて。
    2081年、超情報化社会となった日本の京都が舞台。人は脳に“電子葉”を移植することで、「知る」ことの動作が飛躍的に向上した。同時に人々は0~5の“クラス”という階級に分類され、個人情報の開示や得られる情報量に格差が生じるようになる。

    綿密に練られた近未来的世界観に期待を膨らませました。現実社会がベースなので、京都を楽しむ学生や荘厳な寺院の様子が描かれ楽しく読めます。
    しかし中盤に差し掛かると雲行きが怪しくなり、超人バトルに発展しそうな場面で一度本を閉じようか迷いながらも先に進むことに。2人きりの行動が増えた頃から端々に互いを意識しあう描写は出てきましたが…20代後半の男性と14歳のヒロイン、映画『レオン』のような関係性を頭に浮かべて読み進めていたのに結局こう転じるとは。「知ること」の欲のひとつとして描いたのでしょうけど、この描写いる?
    「知りたい」欲求の果ては、という問いにひとつの答えを下した天才とその娘。2人に共通して言いたいのは、好奇心の延長で命を粗末にする行為はいかがなものかと。

    ラノベ特有の言い回しや傍点と漢字のカタカナ読みを多用している文章はその時点で興醒めしてしまうのは個人的な悪い癖。批判的ですみません。好みの問題です。

  • SFあまり読まないけど、評判が良い2013年度日本SF大賞候補になった『know』読んでみた。

    超情報化対策として、人造の脳葉“電子葉”の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。

    これは面白かった。
    SF+ミステリー的なところもあって
    野崎まどさんの他の作品も読んでみようかな。

  • "先生"との再会後から、怒濤の展開で一気読みしてしまった。
    先生が天才的過ぎて、多少混乱しながらではあったけど、楽しめた。

  • 2017/01/15
    わかるの最上級

  • SF。”知る”ことについて。
    とにかく、”全てを知る”ための物語。
    本格SFながら、ライトな文体と、コミカルな展開に著者らしさが感じられる。
    いつも思うが、野崎まどは天才を描く天才だ。
    非常に刺激的な作品だった。

  • 久しぶりに読み返してしまいました。やはり面白いです。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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