僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-1)

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著者 : 乙野四方字
制作 : shimano 
  • 早川書房 (2016年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312336

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僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-1)の感想・レビュー・書評

  • 同時刊行のどちらから読むか悩み、本屋で立ち読みしたところ面白そうだったのでこちらの方を先に購入。パラレルワールドが科学的に証明され当たり前にある世界。そんな世界設定でもう面白いのに、素敵な恋愛小説になっている。ライトノベル出身作家なので読みやすさは抜群。新しい技術が世に浸透していく様もわくわくしたし、パラレルワールドのあり方にもなるほどと思った。次も早く読もう。

  • 素敵だなぁって思う
    私はこっちから読んだ

  • 並行世界の存在が実証された社会で生きていく主人公に、その社会ならではの事件がいくつも起こる。設定がすごく自分好みで良かった。
    厚みがないように感じたのが残念。
    170918

  • あらすじ(背表紙より)
    人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代―両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦は、地元の進学校に入学した。勉強一色の雰囲気と元からの不器用さで友人をつくれない暦だが、突然クラスメイトの瀧川和音に声をかけられる。彼女は85番目の世界から移動してきており、そこでの暦と和音は恋人同士だというのだが…並行世界の自分は自分なのか?

  • ここ10年の日本のSF文学は、正直食わず嫌いというか、あまり良い印象がなかった。海外SF文学好き固有の堅苦しい重厚さに浸ってしまった人間に固有とは思うが、所謂ラノベっぽい感じが好きではないのだ。

    しかし、本作(と兄弟作)を読んで考えが少し変わった。それも日本のSFの一つの形であるし、日本の様々なメディアに露出しているラノベ産業と全く重なる要素のないエンタメというのは、ほぼあり得ないと考えることにした。

    本作「僕が愛したすべての君へ」と「君を愛したひとりの僕へ」は、並行世界を科学的に立証し、行き来することを可能にした世界(現代〜近未来のイメージ)が舞台で、どちらを先に読んでも特に問題は無い。後に読んだ方は、先に読んだ方の補完や伏線を回収する役目を果たしてくれ、作者曰くハッピーエンドが好きなら「君を〜」から、切ない終わり方が好きなら「僕が〜」から読むのが良い。

    両作品とも、一人の女性を愛した僕(俺)を描いた作品であり、それぞれから遠い並行世界が舞台となっている。並行世界に関する分野の虚質科学では、自分の世界を基準とし、異なる要素が微小な世界を近い並行世界、大幅に異なる世界を遠い並行世界としている。
    本作は、例え近くの並行世界の人間でも、それは自分なのか?それは愛する人なのか??という点に重きを置いており、恋愛小説としての要素が大きい。「勉強しなくてもテストでは良い成績を〜」「望まぬ出世をしたせいで小金持ちに〜」みたいな自分語りの手法にはイラっと来るが、サクサク読める。個人的には本作から読み始めるのがオススメ。

  • 同時発売された「君を愛したひとりの僕へ」よりこちらの作品を先の読みました。
    結果的にこちらの作品から読んだ方が読みやすいかもしれません。
    この作品には、何個かのか壁があります。
    パラレルワールドの理解とその平行移動、その原理と学問としての理解、独特の物語の進行です。
    こちらの作品から読んだ方が読みやすいのは、比較的現代の流れに沿っているからかもしれません。
    しかし、最後まで読んだ後は、作者の意図かもしれましせんが、もう一つの作品を読みたくなります。
    各場所にちりばめてある「ふせん」が最後まで回収されないからかもしれません。
    それらがどこで回収されるのか楽しみながら次の作品を読めたらいいです。

  • 平行世界を描いた2冊同時刊行のうちの1冊。もう1冊を先に読んで、あまり読み心地が良くなかったのだが、こちらはすんなりと読めた。平行世界の自分は自分なのか?というテーマが中心のようだ。もう1冊に関する部分だけがちょっと浮いているような気もする。
    2017/6/21

  • 『君を愛したひとりの僕へ』とあわせて読んだ時に、両方のタイトルの意味にじんっと来る。

    自分とは何か、という永遠の命題が、SFと恋愛の衣をまとってやって来る。
    一気読み必至。

  • 平衡世界、いわゆるパラレルワールドがあり、
    その存在が認知され、科学的に証明された世界の話。
    また、そのパラレルワールドに移動できる術も研究された世界。

    設定は面白い。展開もサクサク進み、読みやすいかな。
    高校の同級生和音との恋愛関係が主体の話。

    とりあえず、もう一つの話も読んでみます。

  • こちらを先に読んで良かった。
    以下、「死」を含む内容なので、嫌な方は読まないで下さい。


    ---

    愛猫が亡くなり、こんな内容とは知らず葬儀の間読み始めた本。とはいえ、まだこちらを先に読み始めて良かった。
    「君を愛した~」とセットで個人的な経験と結びついて、ただただ物悲しいイメージ。
    もちろん希望はあるのだけど。
    「死ぬ」って「可能性」が無くなることで、生き物がただの「物体」(魂が抜けるとこんなに容れ物っぽくなるんだと感じた)になってしまう…リアルと物語が結びつくときついものです。

  • 気になってたから買ったんだ。2冊同時刊行。
    平行世界が当たり前になった世界の話。ちょっとした物忘れや失せ物の原因が平行世界への移動、パラレルシフトと言われる世界。
    パラレルシフトは意識だけなのにもののパラレルシフトとはこれいかに。とか。遥か昔に行われた臨床実験とか。とにかく勉強のできる少年時代とか。いまいち腑に落ちない点もまぁいくつかあるけれど。
    今読み終えてとても暖かな気持ちになれたのは間違いない事実だ。
    可能性のすべてを愛するということ。
    「君を愛したひとりの僕へ」も楽しみだ。切ない気持ちになるようだけど、はたして。

  • 例え平衡世界が存在しても、日常は変わらないというのが印象的だった。
    次元が違っても、近くの次元であれば誤差はほとんどない代わりに、自分が愛している人が次元が違っても同一人物か否かという問いは興味深かった。
    最近図書館にあったはずの本が見当たらなくて、確認したら所蔵すらなかったという珍事はこのせいだったのか。
    もしも~だったらというちょっとした違いで自分たちの運命が180°変わってしまうのも衝撃的。
    個人的には勉強しなくても進学校に首席で合格できるほどの学力が羨ましい。

  • 誰もが意識することなく『並行世界』を揺らぎながら生きている、ということが常識となった世界。
    両親が離婚したあと母と暮らす10才の暦は、ある日、祖父が死んでしまった世界から、祖父ではなく愛犬のユノが事故死した世界、自分が母ではなく父と暮らしている世界へとシフトする体験をする。やがて高校生になった暦は、同級生の和音と知り合い、やがて交際を経て家庭を持ち、子供にも恵まれるが…


    並行世界では、暦と和音は出会っていない。
    あるいは恋人同士ではない。
    あるいは結婚していない。
    あるいは…
    無限にある可能性の全てを含めて、ひとりの人を愛する事。
    そして、自分自身の可能性の全ては、愛する人のために何を選び、どう行動するのか。


    パラレルワールドSFでタイムトラベル/パラドックスSF。この設定で、ただ幸せに着地する事は滅多にない。そして、全く不幸に着地する事も、滅多にない…気がする。

    同時刊行の2冊、たまたま手に取った順で読んだけれど、読了して、こちらが先で良かった、と思った。好みの問題かもしれない。逆順で読んでいたら、逆の事を言っていたかもしれない。
    並行世界では、逆順で読んでいるかも。

  • テンポもよく、ほっこりと暖かさを感じるお話。
    SF要素はあるけど、読みづらさはなかった。
    対の一冊はどんな感じだろう。。

  • ※同時刊行の「君を愛したひとりの僕へ」は未読です。
    小説などのフィクションの中でよく目にする並行世界。
    本書は、そんな並行世界という概念が一般化した、もしくは一般化しようとしている世界でのお話。
    「並行世界での自分は"自分"であるのか?」
    本書のこの疑問に対する答えが自分はとっても気に入りました。
    少し重たいテーマではあるけれど、軽快な文章でとっても読みやすくおもしろかったです。

  • 2つの物語は同列のものではない。
    『君を(以下略)』を先に読むのがおすすめ。
    『君を(以下略)』はSF要素がメインで恋愛要素はサブという印象なのに対し、『僕が(以外略)』は恋愛要素により多くの比重があり、僅かながらホワイダニット的なミステリ要素も加わる。ミステリ部分は文章量も少なくシンプルで割と簡単に看破出来るおまけのようなものだ。
    二冊の関連性が分かりやすく面白かったが、直接的な描写以外ではなかなか登場人物の年齢がわからず、歳を取っても殆ど変わっていなかったように感じ少し違和感があった。

  • ■ 1693.
    <読破期間>
    2016/11/24

  • 小難しい話があまりないので、SF入門としては読みやすく勧めやすい本だと思った。
    技術の進化と感情の対比は古典的だが、登場人物の台詞には考えさせられるところがあった。主人公たちの言葉は恋愛に向けられたものというより、色々な「好き」に対するもののように私は感じた。

  • 設定は好き。きちんと練りこんであるし、矛盾も感じなかった。でも最後に出会う婦人は、ほんとうにあのことを言いたいがために登場したのなら、少し惜しい。もっと深い意味や伏線の回収を期待してしまった。可能性ごと人間を愛するのはきっととてつもなく難しいのだろうな。

  • いろんな人生があって
    いろんな自分がいて
    たくさんの人と出会って
    たくさんの選択をして
    たった一人の人と出会う。

  • ついヒロインの名前をわおんと読んでしまう...

    もう一冊の方を読まないと何とも言えないのですが読み終えてタイトルを改めて見てしみじみとしてしまいました。運の良い方の世界線(おじいちゃんは誤解したまま亡くしてるけど)だからこその発想かもしれませんが。

    今日ちょうどレオタードの女のあるあたりの再開発の話を聞いたので、聖地巡礼するならお早めにどうぞ。

  • 恋愛小説にしては全体的にあっさりしすぎていて、感情描写とかがもっとある方が好みだった。

  • 2016年11月12日読了。

  • 入れ替わりではこっちの方がおもろい。

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