ブレイン―脳 (ハヤカワ文庫 NV (408))

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制作 : 林 克己 
  • 早川書房 (1986年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150404086

ブレイン―脳 (ハヤカワ文庫 NV (408))の感想・レビュー・書評

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  • ロビン・クック、やっぱり怖い。

    今回はリアルな脳手術シーンがあるのですが、手術されている側から描かれており、胃の辺りが締め付けられる思いです。
    漫画ブラックジャックでも手術シーンは多いのですが、ここまでやられると、物を食べながらは到底読めません。

    80年代の時代背景であるため医療や情報技術は古くなっていますが、扱っている医療問題は未だ有効なのではないでしょうか?

    当時流行したサイバネティックス理論も組み込まれて大胆に扱われており興味深いです。余談ですが、脳にコンピューターチップを埋め込んで聴覚や視覚を復活させる医療実験も2000年代に行われており、「サイボーグとして生きる」などドキュメンタリー本も出ています。ようやく現実が追いついてきた感じ。

    読んでいる間中、手は変な汗でじっとり・・・いやぁ、怖い。

  • 医学倫理に対する価値観・道徳性を問う1冊。あまりにも突然物事が動き始める終盤は一気に読まざるをえない。PSYCHO-PASSのシビュラシステムにも似た人体実験の存在を、30年前の時点で既に描いていることに驚いた。マッドサイエンティストにはマッドサイエンティストなりの正義があり、必ずしも真っ向から否定するのは難しい。倫理観という概念をどこにおいて仕事をするか、考えさせられる物語だった。

  • 医学サスペンスだが、非現実的過ぎる

     女性患者が脳の異常で発作を起こし、どんどん消えていく。死体はどこに? なぜ?

     ラスト90%の辺りまでは描写がすべて病院内。サスペンスタッチでなかなか面白い。

     しかし、ラストは主人公である医者が、暗殺者から町中を逃げ惑う。ちょっと飛びすぎ。

     加えて結末は、行方不明の死体がすべてガラスケースの中で生きたまま培養されてた? あまりに突飛で非現実的念。個人的には伏線が張られすぎていて、途中で主犯が主人公の協力者であることがわかってしまったことも含め、イマイチだった。

     私にとって、ロビン・クックは「アウトブレイク -感染-」が初めての本。手元には「コンテイジョン -伝染-」がある。

     なかなかツボにはまれば面白いストーリーだし、医学関係の筆力はたいしたものであるが、続けて読みたいとは思わないなァ。

     余談だが、この作品のカバーには「脳 -ブレイン-」と題されているが、中身は「ブレイン -脳-」となっている。ささいなことだけれど・・・。

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