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- Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150408749
感想・レビュー・書評
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ロミュルスの、友人や娘に対する純粋な愛情がけなげで時折苦しくなる。パラノイア患者(妄想が激しく、考えていることを口走ったりする病気)であるため、周囲からは狂人だと思われてしまうが、その一途さは涙もの。
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恩田陸さんが『小説以外』で絶賛されているのを読んでからずっと気になっていた作品。恩田さんが解説を書かれてました。
ジュリアード音楽院でピアノと作曲をやっていたのに今はパラノイアのせいで公園内の洞窟で暮らしている通称ケイヴマン。設定が異色でそれだけでも興味深いですがパラノイアというトラブルは抱えていても純粋な主人公ロミュルスの世界観は読んでいてハっとすることもしばしば。ミステリとしては最高というわけではないものの小説として面白かった。ちょっと期待し過ぎた感あり、★は3つ。 -
「頭に鍋を被ったパラノイアが探偵」に惹かれて読んだ。自分まで頭がおかしくなるかと思った。妄想なのか嘘なのか真実なのか、頭がぐるぐるして面白かった。
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