テンプル騎士団の古文書 〈下〉 (ハヤカワ文庫 NV ク 20-2)
- 早川書房 (2009年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150411916
感想・レビュー・書評
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美術館襲撃と連続殺人事件の捜査をFBIが進める中、テスは美術館襲撃の首謀者によって囚われの身となった。首謀者は意外な人物で、テンプル騎士団の秘宝を記した古文書を解読するため、暗号機を奪ったのだった。からくも逃げ延びたテスは、FBI特別捜査官とともに秘宝を追ってトルコに向かう。だが、美術館襲撃の首謀者と巨大な勢力が追ってきた!中世と現代を結ぶ大いなる謎。知的興奮を呼び起こす冒険サスペンス巨篇。
原題:The last Templar
(2005年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだかスッキリしない終わりかただったかな。
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2016/10/5
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少々中弛みする感じはあるが、全体的には楽しんで読める。
謎の解決に対し、少々都合良い部分があるのは否めない。
好奇心旺盛な考古学者テスと、厳格でありながら人間性を感じさせるFBI捜査官ライリーは、とても良いコンビだ。 -
テンプル騎士団の暗号を解読 そこにあるはずのものを巡って各勢力が衝突 教会の知る真実とは? ヴァンスの野望は? テスとライリーの急接近 キリストの残した○○ 終わり方に納得出来なかったが全体的には満足 聖書を巡る論争の部分が好き 主人公のテスが好きになれなかった
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前半はどことなく『ダ・ヴィンチ・コード』のような感じだったのが、後半になると急にアクション色が強くなる。
それにしても、このヒロインの自分勝手な行動には驚かされる。
それを許しつつ、いつも助けてくれるヒーロー、ライリーって…。 -
あらすじは上巻同様。
読み終わった感想は残念。
あそこまでストーリーを広げているのに、変わったのは二人の気持ちだけというのは、なんとも寂しい。
ライリーが最後までテスに振り回されている。 -
下巻は少々尻すぼみ。映画っぽさが満載です。
それよりも、キリスト教の聖書は大げさに書かれている(真実を書いているわけではない)ということに衝撃を受ける登場人物がでてくるがそれに驚いた。これが普通のクリスチャンの反応ということだろうか?
中高6年プロテスタントの学校に通い、毎朝礼拝があって、毎朝聖書の1節に触れてきたけれども、内容が宗教としての宣伝装置とくらいに思っていたし、まさか真実こういうことがあったなどと考えたことがなかった。
イエス・キリストは神の子でも精霊でもなく、単なる人間で、マグダラのマリアと結婚していて、子孫もいる。もちろん、母親のマリアは処女懐妊などしておらず、イエスの死後は復活もしない。
事実として多くのクリスチャンにも受け入れられている一方、倫理のために宗教として生き残っているのだと思っていた。
それが違うとなると・・・
やはり日本人の 建前と本音 を使い分ける能力って日本人ならではなの??
私の日本人観はイザヤ・ベンダサンの「日本人とユダヤ人」がベースだけれど、「日本教」の頂点の天皇が、戦後 現人神宣言をしたとき、日本人はどう反応したのだろう・・・
たいていの人は天皇は人間だと知っていたけど、違うフリをあえて否定しなかっただけだと思っていたけど。。案外反応あったのかな。知りたくなりました。
May 2011 -
2010.09.12(日) 読破