LIMIT〈1〉 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
2.82
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150412203

感想・レビュー・書評

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  • 2025年、宇宙エレベーター完成。エレベーターでつながった軌道上のステーションから行ける月にも豪華ホテルが建設。そこで起こる事件・・・と期待できる設定ではないですか。このようなインフラを作るにはもはや単一国家では予算もビジョンも不足、国際協力では時間がかかりすぎ・・・で、実現するには大富豪の資金力を活かした資本主義経済の悪夢のようなアウトプットとしての宇宙開発。19世紀のSFに見られたのはマッドサイエンティストが自分の妄想力全開で夢を実現するのですが、21世紀の宇宙開発はマッドサイエンティストではなく夢見るお金持ちの手に渡ってしまうのです。日本人初の宇宙飛行士がただのジャーナリストだった事実も我慢ならなかったのですが・・・現実的にはこのような近未来になってしまうのでしょうか。悲しい現実かもしれません。とほほ。ですから主な登場人物は、ろくでもない金持ち、セレブ、資本家ばっかり。もうこいつら悲惨な事故にでも巻き込まれてしえとサディスティックな楽しみでしか読み進められそうにありません。汗1巻目588ページ。まだ直接の事件は起こらない・・・やたら登場人物が多いハリウッド映画のイントロを見ている気分。これは正直つらいな。次巻以降、何か意味あるものを見つけらるのが早いか、辛抱たまらんになってしまうのが早いか、まさにハラハラドキドキのサスペンス。読むもののLIMITが試される。がんばれ俺!

  • 2025年、宇宙エレベーターで月資源の開発を容易にし、エネルギー産業を制したジュリアン・オルレイは、各国のスポンサーとなる資産家たちを月世界ホテル「ガイア」の優雅な旅に招待した。
    一方地球では、サイバー探偵オーウェン・ジェリコが、ネットハッカーの揺揺の行方を探すよう父親から頼まれるが、揺揺を狙う謎の組織の徹底攻撃に会う。

    深海のYrrが面白かったので4巻読破しました。異世界の描写ぶりと、アクション映画のような矢継ぎ早な展開やトリックは相変わらずで面白かったのですが、政治的背景が詳しすぎて(こっちが本命だったのかな。実在した政治家たちのパラレルワールドのような話)さすがにちょっと読むのがしんどかったです。

  • 登録忘れ

  • 図書館で。
    面白くなりそうではあるのだけれどもなにせ登場人物が多いのと中々物語が始まらなくて断念。誰が誰だか覚えられないってのは結構ツライ。
    それにしても白鯨とか昔は小説もゆっくりモードで進んだよなぁなんて思ったりしました。

  • 前作が凄くオススメで、期待して読みましたが、登人物が多く細かいのでギブアップ

  • 長いよ・・・。
    すごく面白かったけど、長すぎて登場人物多すぎて、一人ひとりきちんと書きこまれすぎて、ちょっとしんどかった。

    私が読んでいるのを、横から覗き込んでいた夫が、
    「すごいねー、巨大掘削ロボットに踏みつぶされちゃったよ。」
    「そうなの、此処は月で石油に代わる代替エネルギー掘ってるんだけど、月は音が聞こえないから気がつかなかったんだって。
    知ってた?月は音が聞こえないんだよ」

    そこを娘が、
    フッ・・・
    と、笑いながら通り過ぎて行きました。

    「・・・ね、月では音が聞こえないなんて、みんな知らないよね?行ったことないもんねぇ?」
    「うん。…音は、空気の振動だからね…」
    「・・・・・・・。」


    もし、あなたが月旅行に行く時のシャトルでの長旅に読む本をお探しなら、お勧めです。
    役に立つことがたくさん書かれています。

    (そうじゃなくても面白いわよ。)

  • 久々に悶絶する読書となった。

    作者にとっては『深海のYrr』の次作品が本作品ということで、もしもYrr超えを狙ったとすればそれはページ数だけ。それも水増しされているので無駄に長いだけ。尋常じゃない退屈さで、読んでも読んでも話は進まず一向に終わらない。

    1は大いなる序章。ここを斜め読みの飛ばし読みで乗り越えようとしたので、2に入ってもストーリー自体は何ら響いてこない。心の中では早々と離脱し、惰性と諦めで残りのページを消化する時間が続く。

    印象では、がっつり読んだところで期待以上の感動が得られるかと言うと、案外そうでもないように思う。パラレルワールドともいうべき架空の近未来に特に魅力を感じることもなく、作者の妄想に付き合わされただけかもしれない。

    当然、3・4を読む気にはなれない。この先どんなドラマティックな展開が待っていようとも、そんなことはどうでもいい。私の知ったことではない。今思うと『深海のYrr』は出来がよすぎたのだ。世界はこの作家を過大評価をしている。

  • 以前の全部読んだので、期待は大。しかし長いので躊躇する。4冊の1冊目。流れが遅い、多すぎる人物背景が覚えられない・・・頑張って進もう!

  • キャラの設定が甘い、登場人物がたくさん出てきて、名前が覚えられません。話が進行しません。つらい。頑張りましょう。

  • 1102 以前、「深海のYrr」でハマったので長編だけどトライ。とりあえず1巻は長い長いプロローグってとこか?しかし登場人物が多いなぁ。。

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