- Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150412234
感想・レビュー・書評
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ついにテロの舞台は月面のホテルへ。そもそもテロのきっかけはエネルギー問題なのですがそのあたりは技術的は深く掘り下げられてはいません。ヘリウム3(核融合炉か)を使う脱化石燃料社会への転換をトリガーという程度にしています。でもそのテーマだったら「深海のYrr」のの方が面白かった。もうこの作者の本は手に取らないだろうな。
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1103 いよいよラスト!途中の盛り上がりも最後はずいぶんと軟着陸な感じが。。深海のYrr位ハチャメチャが欲しかったかも。宇宙もの、近未来ものが好きな人は是非!!
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2月7日読了。
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四巻通しての感想というか、帯にある「1~2巻はプロローグ」ってのは、煽りでも何でもなくその通り。だから、読者は見せ場らしい見せ場を期待せずに、「これは何の伏線なのかな?」とか思いつつ、ひたすら読むべき。長編で息切れする人にはつまらない小説なのかも知れません。少なくとも、Yrrみたいに、出だしから引っかき回してはくれないし、月旅行の連中の心の襞みたいなものから、艶っぽいストーリーを期待するのも間違った対応(というか、そっけないから、この人は)。なんというのかなぁ、堅物だよなぁ。「父と娘(のディスコミュニケーション)」みたいなコアもあるんだけど、そこは、うまく落としてくれないし、現実っぽい過酷さが残るばかり。その割に、ガジェットはいろいろぶっ飛んでるよね。でも、核融合実用化にヘリウム3は必須じゃないし、って、これはSFじゃないから、そんなこと言ってもしょうがないか。