サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
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本棚登録 : 160
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150412739

作品紹介・あらすじ

1951年東京。日本的精神の至高の境地"シブミ"を学んだニコライ・ヘルは、服役中にCIA局員の訪問を受け、釈放と引き換えに暗殺の仕事を請け負った。朝鮮戦争が勃発し、中国とソ連は親密な関係にあるが、アメリカは中国の顧問役であるKGB幹部ヴォロシェーニンを暗殺し、中ソを反目させようとしていた。標的を知らされ、ニコライは驚いた。母と浅からぬ因縁があったからだ。彼は武器商人になりすまし、北京に赴くが…。

感想・レビュー・書評

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  • 主要な登場人物それぞれの視点、思惑から、次は一体何が起こるのだろう…とドンドン続けて読んでしまいました!生々しい描写、読めない展開、日本のような細かな表現もあり、素晴らしいSF小説です!早速下巻に取り掛かりたいと思います。

  • ディカプリオ主演かぁ~

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    「伝説の作家トレヴェニアンが遺した冒険小説の金字塔『シブミ』の世界が甦る!
    1951年東京。日本的精神の至高の境地〈シブミ〉を学んだニコライ・ヘルは、服役中にCIA局員の訪問を受け、釈放と引き換えに暗殺の仕事を請け負った。朝鮮戦争が勃発し、中国とソ連は親密な関係にあるが、アメリカは中国の顧問役であるKGB幹部ヴォロシェーニンを暗殺し、中ソを反目させようとしていた。標的を知らされ、ニコライは驚いた。母と浅からぬ因縁があったからだ。彼は武器商人になりすまし、北京に赴くが……」

  • 1951年東京。二位本的精神の至高の境地<シブミ>を学んだニコレイ・ヘルは、服役中にCIA局員の訪問を受け、釈放と引き換えに暗殺の仕事を請け負った。朝鮮戦争が勃発し、中国とソ連は親密な関係にあるが、アメリカは中国の顧問役であるKGB幹部ヴォロシェーニンを暗殺し、中ソを反目させようとしていた。標的を知らされ、ニコライは驚いた。母と浅からぬ因縁があったからだ。彼は武器商人になりすまし、北京に赴くが……。
    原題:SATORI
    (2011年)
    --- 目次 ---
    第一部 東京 一九五一年十月
    第二部 北京 一九五二年一月

  • うーん、イマイチ
    主人公が超人的すぎる
    ちょっとした驚きはあるけれど
    全体としては低調

  • トレヴェニアンの「シブミ」続編!

    大学教授による冒険小説の体裁を借りた日本文化論であった「シブミ」の続編をウィンズロウが・・・ちょっと不安もありのまま読む。

    朝鮮戦争により中国とソ連の接近をはばもうとする米国から、釈放と引き換えに暗殺者として送り込まれたニコライ。

    さすがに対立する文化の視点は身を潜めましたが、圧倒的スピード感でエンターテイメント化しています。

    死闘を演じる元中華民国軍の武術教官が回教徒で八極拳の使い手というリアルな設定で、つぼにはまる。結構調べてますな。

    これはこれで、あり!下巻を求めにこれから本屋さんへ走る。

  • 一気に前半終了。ドン・ウィンズロウ!さすがです。

  • 最初はややテンポが悪かったけど、終盤から一気に面白くなった。ニコライは米ソの包囲網をかいくぐって、生き延びることができるのか。各国の思惑はどう作用していくのか。続きが楽しみ。

  • ロシア人の血を引き東洋人の心を持つニコライ.ヘルは、CIAによるある暗殺依頼と引き換えに囚われていた拘置所から出された。フランス武器商人になりすますための訓練を受け中国に入った。暗殺のターゲットはニコライに因縁のある人物だったが…。
    「シブミ」の前日譚だそうだがあいにく読んだことがないので新しい物語として楽しんだ。このリーダビリティーはさすが、ウィンズロウならでは。
    上巻で暗殺依頼の決着はついてしまいそうだが…下巻へ。

  • トレヴィニアンの小説「シブミ」を下敷きに、その語られなかったエピソードをクライムノベルの旗手ドン・ウインズロウが書き下ろす。そのためかいつもの彼の文体ではないが、さすがに手に汗握る展開と、キャラクターの愛おしさは健在。面白い。時間を忘れて読むタイプの本。

  • 三十年前に読んだトレヴェニアンの『シブミ』の続編が読めるとは思わなかった。日本人の精神世界を体得したスパイ、ニコライ・ヘルの若き日を描く冒険小説。まさかドン・ウィンズロウが引き継ぐとは。ウィンズロウが理解した『サトリ』がどう描かれるかが興味深い。

    日本に滞在していたニコライ・ヘルはCIAの暗殺指令を受け、北京へ。

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著者プロフィール

ニューヨークをはじめとする全米各地やロンドンで私立探偵として働き、法律事務所や保険会社のコンサルタントとして15年以上の経験を持つ。

「2016年 『ザ・カルテル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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