- Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150412852
作品紹介・あらすじ
致死率が極めて高い恐怖の新感染症。抗生物質の原料を求めて特別チームがメキシコの巨大な洞窟に入るが、次々と不可解な事件が!
感想・レビュー・書評
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致死率が極めて高く、強い感染力とあらゆる薬剤に耐性をもつウイルスが、アフガニスタン駐留のアメリカ軍兵士らに感染する。パンデミックが目前に迫るなか、新型抗生物質の合成に必要な好極限性微生物の採取のため、微生物学者らプロジェクトチ-ムがメキシコ辺境にある巨大水中洞窟に決死の潜入を敢行する。自らが洞窟探検家で熟練ダイバ-である著者が、細菌戦が原因によるものかは不明としつつ、アメリカ開国以来最悪の脅威を想定して描いたフィックションである。今日世界の危機の現状を目の当たりにして、非現実的でない怖さに震える。
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面白かったですよ。退屈せず読めました。
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面白かった!ケイブダイビング凄いな!
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ありがちと言えばありがちかもしれないし、映画的と言えばそれはそうだが!いいのだ!こういうのはハラハラドキドキして、スリリングで、よかったーーーって終われば。個人的にはそれでいてサイエンティフィックな、そしてその他のディテールも興味を惹かれたし、次のシリーズも読みたい。しかしだ。背が高くてきれいで頭がいい博士で、ダイビングもケイビングもこなす女主人公は、存在がずるい。
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いろいろな設定がつきまとっているものの、基本は洞窟探検もの。
やはり、洞窟内のシーンは読み応えがありますね。
バイオハザード(ゾンビものにあらず)ものとしても、いい雰囲気で話が進みます。
なので、最後のオチがなんともはや。
ちょっとそれじゃ納得いきませんでしょうよ。(^^; -
ストーリーの広げ方や展開は、割とオーソドックス。好みにもよるでしょうが、締め方が…編集で割愛したかなと邪推してしまう位、駆け足だったのが残念。
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サービス満点のアドベンチャー小説。
海鮮丼をたのんだら、上に天ぷらと鰻が乗っていて更にステーキまでついてきたような感じ。
美味くて満腹にはなるけれど、はて何をたのんだっけ。
個人的には素材を生かした料理を食したかった。 -
あらゆる薬剤に耐性のある新型ウィルスとの戦いがテーマのスリラー。
以前に、ワシントンDCに致死率90%のエボラ・ウィルスが直接持ち込まれてしまった事件を描くドキュメンタリーがありましたが、そういう事故は終わったわけではないんですね。イラク戦争時に負傷兵が病院で感染症にかかったりといった実際の事件を題材にしています。
恐ろしいのはウィルスだけではありません。抗生物質を抽出するために必要な好極限性微生物を採取するために行く先は、メキシコ南部の紛争地帯にある洞窟!現代の洞窟探検は水没部分をダイビングで超え、垂直の壁をクライミングで超え、二酸化炭素や硫化水素で充満したポケットを超え、水流を超え・・とさまざまなスキルを組み合わて突破していくのです。ライトが消えれば真の暗闇。深くなればなるほど精神にも影響がでてくるなど、リアルな描写は登山家であり洞窟探検家でありダイバーでもある著者にして初めて描かれる迫力!
出張先で読むものがなくなり偶然手に取ったのですが、ご都合主義的シーンもなんのその夢中になって読んでしまいました。
ダイビングもできて、その感覚をうまく描写できる人ってなかなかいないんだよなぁ。本書がフィクションとしてはデビューだそうなので今後が楽しみ。 -
『迫真の冒険小説!』という帯に飛び付いたのだが、一言で言うとマイクル・クライトン風の『宇宙戦艦ヤマト』かな。
アフガニスタン駐留米軍を襲った致死率の高いバクテリアによる感染症。このままでは米国本土がパンデミックに見舞われる事態に。女性微生物学者でダイバーであり、登山家でもあるハリーは4人の精鋭とともにメキシコの巨大洞窟にバクテリアに対抗する未知の微生物を捜しに行く。
余りにもご都合主義的な展開が続き、読むのがイヤになった。それでも、恐怖のバクテリアに人類がどのように闘うのか興味があり、何とか読み切った。余りお勧め出来ない作品。