アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
4.21
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感想 : 929
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150413330

感想・レビュー・書評

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  • 感動よりも胸糞悪さを感じてしまった。
    20年後くらいにもう一度読んだら感じ方が変わるかもしれない。

  • 不思議な文と不思議な気持ち

    どんな人とも繋がりを大切にしようと思う

  • 構成や表現の仕方は新鮮で面白かったのですが、少し文章が読みにくく、内容も難しくて自分はとても時間がかかりました(..;)
    最初の誤字だらけでひらがなばかりの文章は、翻訳の力を改めてしれました!原作を壊すことなく上手く日本語に落とし込めるのがとてもすごいと感じました☺︎
    実験の後と前のチャーリーそれぞれが抱く苦悩や葛藤には胸が締め付けられました。頭が良くなったからこそ気づいてしまう真実。そこからの展開も驚きで彼のことを思うと無力感でいっぱいになります。
    特に印象に残っているのが知能が低下した後、ドイツ語やその他の言語を理解できないと気づくシーン。それまでは何となく感じていた知能の低下をチャーリーにも読者にもはっきりと認知させます。それが残酷で、悲しい。
    チャーリーとアルジャーノンの関係性も、何とも言えない気持ちになります。ただチャーリーはアルジャーノンのことを忘れることはないと信じています。

  • 休み休み読んだので間違っていたら申し訳ない

    チャーリーは一時的に知識を身につけて、知りたくなかった現実を知って、最後は記憶を失いたくないと思いながらそのことすら忘れてしまい、知能が下がってウォレンへ行ってしまう

    こんな悲しいことあるだろうか、どう考えても最悪なラストだと思ったんだけど、友人曰くチャーリーは頭は良くなったけどその分人間としての嫌な部分も持ってしまって最後は元の優しい人に戻ったんだって言ったんだけど、それはチャーリーに対してあまりに失礼ではないか
    最後のこれ以上忘れたくないというセリフが心に残りすぎて悲しくて読むのが辛かった

  • 途中までしか読めませんでした。
    最初の方は演出として、拙い文章で構成されていました。素敵な世界観ですが、私には難しいみたいです。海外小説は人名が覚えられず苦手です。
    また挑戦しようと思います!
    父のおすすめの本です。

  • 出だしから数十頁とても読みにくく挫折しそうになりました。友情や人を愛することについて書かれているのは分かるけど、思っていたよりも表面的な感じがしてしまい、凄く心に響く。とまでは行きませんでした、、、

  • 海外の翻訳した本が苦手でしたが、これは前から読みたいと思っていました。
    色んなことをたくさん考える1冊であったことは間違いありません。

  • 鴻上さん
    期待以上ではない
    構成が面白い
    ほっこりする

  • 2021/01/02読了
    全編が主人公チャーリーの経過報告であり、一人称の日記体で書かれている。チャーリーが知能を上げ賢くなり、そこから下降していく様を日記のみで感じ取ることができるところは、とても面白かった。一文一文よく作り込まれていると感じた。
    チャーリーの一生を見たような気がしていたが、チャーリーは1年にも満たない短い期間でこのような劇的な変化を遂げていたわけだ。その事実に驚く。
    自分はチャーリーのどの段階にいるのだろうか。知識を蓄えている段階にいるのだろうか。これから知能が低下することに恐怖を覚えるのだろうか。
    チャーリーの人生を見ていたはずが、自分の一生を見ていたような気がした。チャーリーと同じく、窓から覗くように。
    『りこう』になってチャーリーが感じたのは、思い描いていた幸せでもなんでもなく、過去に自分にされた酷い仕打ちと、他人の嘲笑であった。知識を手に入れたって必ず幸せになるとは限らない。知ることが全て幸せに繋がっているわけではないのだ。それに、知識を持っているだけで人を無意識に差別している。悪気の有無は関係なく、人を傷つけているのだ。なのに、知識をつけることはそれほど偉いことなのだろうか?優れていることなのだろうか?と考えさせられた。
    チャーリーは自分を認めてくれる人(親や友達)が欲しかったのだ。なによりもそれに飢えていた。人によって幸せの形は違うだろう。私は何を幸せとするのか、もっと考えてみたいと思った。

  • 名作と言われる所以がわからなかった。
    ドラマありきで見てしまったせいもあるが、改めて俯瞰してみてもぼんやりと不快感が残るような物語。

    一律にハッピーエンドを求めてしまうことがいけないのもわかるんだけど…なんかこう、釈然としないままだった。

    チャーリーの純粋さが見ていてつらくなってしまう。

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