バルジ大作戦 上 (ハヤカワ文庫 NF 18)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150500184

感想・レビュー・書評

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  • 第二次大戦末期のドイツ軍の大反攻と連合軍の反応を追ったドキュメンタリー.前半はサン・ヴィトの陥落まで.夜間や悪天候,通信の遮断で情報収集がうまく行かない中,連合軍がなし崩しに退却し更なる混乱を生じるところがあった一方,絶望的な状況にあって勇敢に拠点を守り抜く姿も描かれている.山間部や森の深い地帯での戦闘で,敵との距離が肉薄しており,前述のような状況も相まって見通しの利かない状況の中で,苛烈な戦いが繰り広げられたことがうかがえる.友軍を誤爆し続けた爆撃隊が「アメリカのドイツ空軍」と呼ばれたというので笑った.

  • 我々は、ヨーロッパ戦線のことは、ノルマンデイしか知らない。こんな戦いがあったとは、図書館が開いていないので、本箱から探して読む。

  • やはりノンフィクションは面白い。
    どんな著名な作家が書くフィクションでも絶対に勝てない何かがあるよ。
    海外では有名なノンフィクション作家(らしい)ジョン・トーランドの代表作(らしい)。
    当時を知る1000人以上の関係者にインタビューして書かれており、会話も実際に話されたものらしい(思い出話の域を出ないのが殆どだろうけど)
    こういう本が平気で出版されてた当時は幸せ。
    訳は流暢でよかったんだけど、強いて言えばもう少し技巧的に訳して欲しかった(何が言いたいんだか
    まぁ頭のいい皆さんなら察してくれるでしょう。

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著者プロフィール

(John Toland)
1670-1722年。アイルランド生まれの思想家。名誉革命の動乱期にスコットランドのグラスゴー・カレッジで学んだ。ロンドンにやってくると、非国教徒内の同盟を推進する長老派ダニエル・ウィリアムズを支援して、その著作をジャン・ル・クレールの雑誌に紹介した。これによってオランダでの勉学の機会を与えられ、ベンジャミン・ファーリ、ル・クレール、フィリップ・ファン・リンボルクなど大陸の自由主義的プロテスタントとの交際を得た。帰国後、反三位一体論争のさなか『秘義なきキリスト教』(1696年)を匿名出版した。多数の反駁が書かれ、イングランドではミドルセックス大陪審の告発、アイルランドでは大陪審の告発と議会下院による焚書と逮捕・起訴が決議された。逮捕を逃れてロンドンにもどると、時事的な政治的著作・パンフレットの出版や、ジョン・ミルトンやジェイムズ・ハリントンなどピューリタン革命時の共和主義者たちの諸著作を編集出版し、「コモンウェルスマン」として活動した。後に『セリーナへの手紙』(1704年)、『パンテイスティコン』(1720年)などで唯物論的自然哲学を展開した。

「2016年 『セリーナへの手紙 スピノザ駁論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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