バルジ大作戦 下 (ハヤカワ文庫 NF 19)

  • 早川書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150500191

感想・レビュー・書評

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  • 我々は、この戦いをあまりよく知らない。ほぼ第二次世界大戦の趨勢が決まりつつある時期にこんな戦いがあったとは。連合軍びいきとはいえ、読み応えがあった。図書館に行けないので、本箱から探して読む。

  • アメリカの戦記を読むと必ず「物量で勝ったのではない、精神力で勝ったのだ」という表記があるが、なにかテンプレートでも有るのだろうか。
    物量で勝つことは悪いことではなく王道なのに、どこか後ろめたい気持ちがあるのかも知れない。
    いわゆる武士道、侍の認知度が高いのを見るにつけ、海の向こうにもゴリ押しはかっこ悪く、精神力や技巧がカッコイイという意識があるのかなとも思う。

  • 第二次大戦末期のドイツ軍の大反攻と連合軍の反応を追ったドキュメンタリー.バストーニュを巡る攻防が中心となる.占領都市の市民の,ドイツ軍に対する表の顔と裏の顔との対照が印象に残った.上巻のレビューに書いたが,極めて近接した戦闘になったために戦線が流動的になり,場所によってドイツ軍が包囲されたり連合軍が包囲されたりと,入り組んだ形になっている.戦闘経験がなく怖気づいていたF中隊が,無理くりに戦闘へ駆り出された後,いつの間にか勇敢な兵士になっていたエピソードは面白かった.天候回復で投入できるようになった航空兵力と,増援に入った火砲とで最終的に突出部のドイツ軍をフルボッコにする様は,やはりアメリカ軍だなという感じがした.

  • やっぱりノンフィクションは(ry
    広い戦線を飛び飛びにやるんですが、その飛びを感じさせない滑らかな展開。
    著者の力量もさることながら、訳者の訳がうまいなぁ、と。
    面白いですよ、これ。

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著者プロフィール

(John Toland)
1670-1722年。アイルランド生まれの思想家。名誉革命の動乱期にスコットランドのグラスゴー・カレッジで学んだ。ロンドンにやってくると、非国教徒内の同盟を推進する長老派ダニエル・ウィリアムズを支援して、その著作をジャン・ル・クレールの雑誌に紹介した。これによってオランダでの勉学の機会を与えられ、ベンジャミン・ファーリ、ル・クレール、フィリップ・ファン・リンボルクなど大陸の自由主義的プロテスタントとの交際を得た。帰国後、反三位一体論争のさなか『秘義なきキリスト教』(1696年)を匿名出版した。多数の反駁が書かれ、イングランドではミドルセックス大陪審の告発、アイルランドでは大陪審の告発と議会下院による焚書と逮捕・起訴が決議された。逮捕を逃れてロンドンにもどると、時事的な政治的著作・パンフレットの出版や、ジョン・ミルトンやジェイムズ・ハリントンなどピューリタン革命時の共和主義者たちの諸著作を編集出版し、「コモンウェルスマン」として活動した。後に『セリーナへの手紙』(1704年)、『パンテイスティコン』(1720年)などで唯物論的自然哲学を展開した。

「2016年 『セリーナへの手紙 スピノザ駁論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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