二重らせんの私―生命科学者の生まれるまで

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 130
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150502232

作品紹介・あらすじ

少女の頃から、生命への興味抑えがたい私だった。長じて生物学を専攻しアメリカに留学すると、DNAの二重らせん構造を初めとする諸発見に、分子生物学界はわきにわいていた。その興奮にじかに触れ、私はすっかり魅せられてしまっていた…「生命とは何か」と今も問いつづける著者が、生命科学者となるまでの自己成長をふり返り、学究の溢れかえるほどの喜びを綴る珠玉の長篇エッセイ。日本エッセイストクラブ賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • まーーーーーじで意味わからなかった

  • [しかし、私は外国語を学べば学ぶほど、日本語が美しく思われ、日本語の美しさにのめりこんでいった。語感、調べ、リズム。そして、その奥に潜む歴史までもがいとおしいものに思えてきた。また、日本語を学ぶために費やした労力は、言葉を覚えるということ以上の何かを私に与えてくれたように思うのであった。]

  • いのちのざわめき◆科学にあこがれて◆生命科学の道へ◆育まれる心◆知を愛する人

    著者:柳澤桂子、1938東京都出身、サイエンスライター・歌人、お茶の水女子大学理学部植物学科→コロンビア大学大学院、元三菱化成生命科学研究主任研究員
    解説:日高普、経済学者、法政大学名誉教授

  • (2003.03.02読了)(2002.04.26購入)
    生命科学者の生まれるまで
    (「BOOK」データベースより)amazon
    少女の頃から、生命への興味抑えがたい私だった。長じて生物学を専攻しアメリカに留学すると、DNAの二重らせん構造を初めとする諸発見に、分子生物学界はわきにわいていた。その興奮にじかに触れ、私はすっかり魅せられてしまっていた…「生命とは何か」と今も問いつづける著者が、生命科学者となるまでの自己成長をふり返り、学究の溢れかえるほどの喜びを綴る珠玉の長篇エッセイ。日本エッセイストクラブ賞受賞。

  • 【読前メモ】
    二重らせん構造の何がどう凄いのか、ずっと気になっていたので、その研究にリアルタイムで接していた人の話には興味がある。

  • タイトル通り,生命科学者の著者の幼年時代から,コロンビア大学の大学院で博士号をとるまでを書いた自伝.DNAやRNAの役割が明らかになりつつある時代にいあわせた熱気と興奮を良く伝えている.ただ,私の生物学への知識が足りないせいで,著者の生物学に関する説明はわかったり,わからなかったりという点が残念.また1960年代のアメリカの留学生の生活がうかがえるのも良い.外貨のもちだしの厳しかった日本からの客人を自分たちのアパートに招くなどということはこの時代ならでは.

  • 「人類がまだ誰も知らないことを知るというわくわくするような考えに私は夢中になってしまった。」

    この言葉がこの本の全てを表している気がする。
    科学者とはこの気持ちが全てなんかなぁ、と。
    著者である生命科学者の幼少期から科学者になるまでを描いた傑作。

    科学と芸術に関する考え方に共感。
    そして、科学者達の本気の遊びを見た。

  • 295夜

  • 生命科学の急速な進歩と、そこに存在した著者の研究に対する熱意や好奇心、興奮が伝わってくる。

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著者プロフィール

柳澤 桂子(やなぎさわ けいこ)
1938年、東京都生まれ。お茶の水女子大学卒業。コロンビア大学大学院修了。Ph.D.(遺伝子専攻)。お茶の水大学名誉博士。生命科学者,サイエンス・ライター。著書に『脳が考える脳』『遺伝子医療への警鐘』『生と死が創るもの』『いのちの始まりと終わりに』『患者の孤独 心の通う医師を求めて』『生命の秘密』『われわれはなぜ死ぬのか』など多数。



「2022年 『リズムの生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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