食べる人類誌―火の発見からファーストフードの蔓延まで (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

著者 : フェリペフェルナンデス=アルメスト 小田切勝子

制作 : Felipe Fernandez-Armesto 

• 早川書房 (2010年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ユウジロウ ニシキミさんの感想 · 2023年10月11日]

火を使い始まり　レンジが破壊した食

[doorttさんの感想 · 2013年8月5日]

【読了レビュー】表題の通り、「食」にフォーカスした人類史。読む前提として、世界史を普通に知っていた方が、何倍も楽しめる内容だと思った。
あまり歴史を詳しく把握していない地域についての記述は読み飛ばしてしまって、興味のあるところだけ拾うような読み方なら、お勧めしたいと思った。

[misato2009さんの感想 · 2011年2月16日]

「食」に関わるあらゆる観点から、人類がいかにモノを食べてきたか、という壮大な書。ひとつひとつの章が一冊の本にできそうなくらい濃厚な内容ながら、平易な訳文のお陰で大変読みやすい。ただ、急ぎ足で事例の概要を述べただけになりがちなのが残念なところか。ひとは毎日地球上のあらゆるところで生き、何かを食べているのだ。どんな食材を、どこから、どのように獲得し、どのように調理し、どのように食べるのか？各所にでてくる日本の食文化についての記述を読むだけでも興味深い。

[じゃりねこさんの感想 · 2010年10月16日]

　素が食いしん坊ゆえに、人類はなにを食べてきたのか、また、時代によって「食事」の内容や意義、調理方法はどのように変わってきたのか、ということを知るのがものすごく好きです。

　そういう意味でも、これは非常に歯ごたえのある一冊でした。「人類史において、食の革命ともいうべき急激な変化が八つある」という切り口から、食と人類の進歩とのかかわりを論じてゆく。すなわち、

「私たちは食物をとることで、自分たちをより良いものへと変えることができると信じている」と。

　非常に面白い内容ではあるのですが、ちょっと訳文が硬くてソンをしている嫌いはあるかも。珍しく読了までに数日を要しました。

[桃水さんの感想 · 2010年7月15日]

2010/07/15：人類の食について興味深い内容ですが、数ページも読むと眠くなってしまいなかなか読み進めません（汗）