神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 837人登録
  • 4.18評価
    • (61)
    • (41)
    • (16)
    • (5)
    • (4)
  • 51レビュー
  • 早川書房 (2010年6月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150503680

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
村上 春樹
ジェイムズ・P・...
冲方 丁
チップ・ハース
有効な右矢印 無効な右矢印

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の感想・レビュー・書評

  • ジョーゼフ・キャンベルは神話と科学を対立させていない。彼があらゆる神話を収集しそこに共通項を見つけるという仕事もまた科学であり、各時代の科学の臨界線のまわりに漂う気配が神話をなしてきたのだな、とこの知の巨人の発言を読んで思った。

  • キャンベル氏の本。内容が盛りだくさん。物語を書く上で、参考になるかと思い、読んでみた。

    これは、再読しないといけないなぁ。

  • 神話をモチーフにした物語が多いことがずっと気になっていて読んでみた。
    遠く離れた各文明の神話に多くの共通点があることは人類に多くの共通点があることの証明に他ならない。
    だとしたら神話を学ぶことは相互理解に繋がるはず。
    自身の至福を追求して生きることを良しとしてくれた。

  • 神話はどうやってできたか?この問いを考えると、人が肉体的にも精神的にも何か超越したものを言語でどうにか表すために、作られてきたことがわかるだろう。世界に神話は数あれど、似たような話が多数存在するのはなぜだろう。はたして神話は今現代に生きる人に何を教えてくれるのだろう。神話の話から人生の哲学の話に変わっていく。対話形式で分かりやすく説明された名著。

  • 付箋でいっぱいに。

    ・そして私がキャンベルに、私を生徒にしたことからどんな結果がしょうじてもそれに責任を取ってくださいよと言うと、彼は笑って古代ローマ人の言葉を引用した。「運命は、歩む意志ある者を先導し、意志なき者を力ずくで引き立てる」

    ・なぜ神話を、という疑問から始めましょう。いまどき、なぜ神話のことなど考える必要があるんでしょう。神話は私生活とどう関わっているのでしょうか。
    (キャンベル)答えとしてはまず、「どうぞそのままあなたの生活をお続けなさい。それは立派な人生です。あなたに神話の知識などいりません」と言いたいですね。どんなことでも、他人が重要だと言ってるから興味を向けるなんて、賢明なこととは思えません。ただ、どういう形であろうと、その問題のほうから私をとらえて放さない場合には、まともに受け止めるべきでしょう。

    ・トーマス・マンは、「作家は真理に対して忠実でなければならない」と言っています。だが、それは一種の殺し屋になることを意味します。なぜなら、ある人間を忠実に描く唯一の方法は、その欠点を並べ立てることだからです。完璧な人間なんて面白くありません。俗世間から離れてしまったブッダみたいなものです。生身の生活のいろいろな欠点こそ愛すべきものです。ですから、作家が真実の言葉という矢を放つとき、人は傷つきます。でもその矢は愛情をもって放たれるのです。トーマス・マンが「エロス的なアイロニー」と呼んだものの意味はそこにあります。それは、自分が冷酷で分析的な言葉によって殺す相手に対する愛情という意味です。

    ・ヘビは生命力のせいで脱皮をします―ちょうど月がその影を捨てるように。

    ・創造の物語を最初に語った人々は、そういう物語の寓話的な性格を意識していたと、そうお考えですか?
    (キャンベル)そうです。彼らは、あたかもそのようであった、と言ったのです。

    ・シェイクスピアは、芸術とは自然に向けて掲げられた鏡だといいましたが、神話もまさにそうです。ここでいう自然(nature)とはあなたの本性(nature)であり、神話のあのすばらしい詩的イメージはあなたの内のなにものかを映しているのです。もしあなたがそこにあるイメージにこだわりすぎて、それが自分自身を指していることに気づかなければ、あなたはそのイメージを読み損ねているわけです。
    内面的な世界というのは、外面的な世界と結びついたあなたの諸要求、あなたのエネルギー、あなたの構造、あなたの可能性などの世界です。そして、外界はあなたの肉体的な顕現の場です。そこにあなたは存在しています。あなたはその世界を二つとも働かせなければなりません。ノヴァーリスが言ったとおり、「魂の座は内面世界と外面世界とが合致したところにある」のです。

    ・で、そういう再生の理念(煉獄や輪廻)はなにを暗示しているのでしょう。
    (キャンベル)だれでも自分でそう思いこんでいる<自分>以上の存在だということを暗示しています。自己存在には、自分についての観念には含まれない次元がある、自己実現の可能性がある、意識の可能性があるんです。あなたの生(life)は、いま自分で見ているものよりも、はるかに深く、はるかに広い。いまあなたが生きているその生は、げんにあなたの内にあるもの、あなたに生命を、呼吸を、深さを与えているもののうち、ほんのわずかな影くらいに過ぎません。それでもあなたはその深みのおかげで生きられるのです。そして、もしあなたがその深みを経験できるならば、あらゆる宗教はそのことについて語っているという事実に突然目覚めるはずです。

    ・私の友人で、バンコックで開かれたローマ・カトリック黙想修道会国際会議に出席した人がいましてね。彼の言うには、カトリックの修道士は仏教の修行僧をなんの問題もなく理解... 続きを読む

  • アメリカの神話学者ジョーゼフ・キャンベルが、世界各地の神話の意味を現代の生活に当てはめつつ示した対談本。
    神話の成り立ちや機能をベースに、当時の人たちの自分、幸福、成長といった世界観、宗教観、哲学などについて、たぶんジョーゼフ・キャンベルの私案も交えつつ、どんどん語られます。

    テレビの対談番組がもとになっているということで、一冊の著作としては情報がじゅうぶん整理されておらず、はなしがとりとめなくあっちゃこっちゃ飛びますが、エピソードがいちいち面白くて飽きません。
    また、論文などにおいてはムダだとカットされそうなたくさんの余談が、それはそれでお話として楽しいし、語り合うふたりの人柄やその場の興奮した空気感をも感じさせてくれるよう、です。

    自分は神話に興味を持ちはじめたばかりで難しい部分も多々ありましたが、翻訳は(会話としては硬いかもしれませんが)きちんとした日本語で、がんばりつつ楽しく読みました。
    ちょっと大げさかもですが、世界は自分が考えているよりももっともっと面白いものだと思いましたね。

  • 対話形式の本のお手本のような出来。

    他の神話物語でもそうだが、旧約聖書の記述は世界がどう作られたかを寓話的に説明しているにすぎない、という記述には驚いた。だとすれば聖書の記述は文字通りの真実だとする原理主義者は…。

    日本のイザナギとイザナミの物語も、世界がどうできたかを説明する寓話であって真実そのものではないことを疑う人はいないだろうが、世界的に力を持っているキリスト教に関してはそうではないと考える人が多くて。真実っぽく感じてしまうのかな。物語・ストーリーの説明もある。小説家志望の人も読んでみたら参考になるのではないか。

  • 漸く出会えたという喜びが、読み終わる頃には冷めている一冊。


    てっきり物語の系譜というものを人類の歴史に密接な神話になぞらえて分析している作品なのだと思っていた。しかし本書の内容は、神話というかまんま宗教の話がメイン。
    それが悪い訳ではない。宗教が大好物な私としては願ったり叶ったりの話である。
    しかし、なんだ。
    本書は間接的に私に色々なことを考えさせてくれた。


    まずはプロローグの文章が非常によかった。
    そして前半部分も、私が長年宗教について考えてきたものに符合する部分を多く記してくれていた。

    【神話は人間の内に潜んでいる精神的な可能性の隠喩です。】

    この言葉は気に入った。他にも神話における一元的な世界からの脱却、そして二元性への関与、もしくは認識の開始。これも一つの説としてはなかなか面白い神話の読み解き方だと思った。
    とはじめはよかったのだが、途中からじわじわとやってきた違和感。
    学問に論理は欠かせない。むしろそれがあって成り立っているとも言える。
    だが本書は後半に進むにつれてどんどんファンタジー、いやスピリチュアルな方面にと進んでゆく。
    根本的に本書の形式が対話形式を取っているために、文章としての論理的な成り立ちがうまく行われていない、というのもある。キャンベルとモイヤーズのやりとりで所々に設問と回答の不一致が見られた。口頭ではありがちなそれだが、紙の上で再現されてもこちらは講演会に参加しているようにそれを聞き流すことなんてできない。
    モイヤーズがおそらく切り込みたいことを、キャンベルは意地悪でかわしているのではなく、彼の頭の中では成立している結論へと誘う答えでかえす。気持ちはわかるが、直接的な回答としてはそれではまったく問答が成り立たない。
    確かに、キャンベルが達観しているのだろうと言うことは彼の年齢を考えれば察しがつく。すばらしいことだが、それ故に彼は学者ではなくてある種の伝道師然としてしまっている。だからこその言葉、だ。言いたいことはわかるのだが、そうじゃない。
    はっきり言ってしまうと”話を逸らしすぎ”なのだ。
    わからんな。
    正直言って、キャンベル入門に本書を選んでしまった私が悪かったとも言える。
    キャンベルの主張を知っていてこの本を読むのには新しい発見があるかもしれないが、入門編としては、随一の宗教学者に聞いた信仰の意義についての”主観”の書物と写る。学説よりももっと私的な会話、それも人と成りに即した、ということだ。だからこそ出る、『幸福の追求』なる言葉。どうやら主張の要のようだが、そうじゃない。そこを聞きたいのではないのだ。



    この本を読んで私は意識・無意識は別として特定の宗教影響が強い場所で人格形成を行ったものに宗教を学問として平等に扱うのは不可能なのではないか、と痛感した。
    ひとつの宗教の教義の元に生活を送れば、社会全体に形は違うともその教義は必ずや根付いている。だから、信仰のあるなしは別としてもその人格形成にはおのずと宗教に影響された部分が見られる。
    それが良い・悪いというわけではない。ただ今回のキャンベルのように、様々な宗教を横断して見ると言うことをするには、社会的環境が影響を受けた宗教教義がどうやっても邪魔をするように思う。
    キャンベルも自分がキリスト教徒として教育を受けたことを確かに認めているが、それで免除される問題でもない。3大宗教を「キリスト・イスラム・ユダヤ」といわれて随分なアメリカ目線だなっと思わず笑ってしまった。本書を”アメリカナイズされたお手軽宗教入門本”なんて揶揄した人もいたが、うなずけないこともない。


    しかし、少し冷静に眺めてみる。私は宗教が生み出す副産物にも、神の存在の是が非にも正直あまり興味がない。私は冷静な宗教の... 続きを読む

  • 面白くて読みやすいのに、この本ほどレビューが難しいと思ったことはありません。まだまだ私自身が学びの途中だからかも(笑)。今回で3度目なのに読めば読むほど酌みつくせなくなる底なし沼のような本、パワフルです!

    アメリカの神話学者ジョーゼフ・キャンベルとジャーナリストのビル・モイヤーズの対談形式の本。博識なモイヤーズの的を射た、ちょっぴり挑発的な質問にも、キャンベルは懐の深~い態度でわかりやすく説明しています。なんだか微笑ましい。

    比較神話学(ギリシャ・ローマ、ケルト、北欧、アメリカ大陸インディオ、インドなど)や比較宗教学(キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、インド宗教、先住民のもつ宗教観など)、さらにユング心理学、芸術、文学、(おそらく)レヴィ=ストロースをはじめとする人類学や民俗学なども踏まえたキャンベルの膨大な知性に感激します。しかも彼は現代科学に信頼をおきながらこれらの学問と調和をとる……まさに学問のクレオール! ふかい叡智を感じます。

    オデッセウスやアエネーアスの冒険などにみられる叙事詩、神話の英雄譚の基本構造――主人公は非日常世界の旅に出て、苦難やイニシエーション(通過儀礼)を経て、元の世界に帰還する(その際、多くの人々にとって利益や幸福をもたらすものが多い)――の説明から、そもそも世界に散らばる神話とはなんなのだ? という素朴な疑問にも答えています。

    神話や古典的叙事詩を読んでいると、わたしはいつも不思議な力にとらわれます。キャンベル曰く、神話は人の内面に存在している詩であり隠喩である。なるほどメタファーであるために言葉を超えて言葉にならないのかもしれません。それゆえに神話は音楽や絵画や文学といった芸術、宗教の源になっているのだろうと思えますし、世界各地に広がる神話は類似している部分が多いのも、宇宙や自然と人間との繋がりの中で、人類がもっている大きな思考の枠組みでもあるように思えてなりません。ほんとにふしぎ~♪

    それぞれの神話本や叙事詩に登場する人物たちは、それはそれは悲憤慷慨、気の毒なほどいそがしく立ち回っているのですが、読み進めているうちに、そんな物語をよそに深層の別の窓が開くよう……そこから森閑とした湖面をひとり眺めているような、満天の星空を悠然と見上げているような静かで穏やかな心持ちになるのはなんとも不思議。これって私にとっての神話の力??

    いろいろな神話の話(力)を通して、キャンベルはこの世界の中で生きること、わたしたちが至福を追求しながら生きていくことをつよく提唱していて、とても心に沁みます。哀しく混沌としたこの世界を理解するのはひどく骨が折れることですが、すこし目線を変えてみれば、意外にも世界はもっともっと面白いものかもしれませんね♪

  • アイゼンハワー大統領がコンピューターでいっぱいの部屋に入り、並んでいる機械に向かって「神は存在するかね」と質問した。
    するとあらゆる機械が動き出し、ライトが点滅し、歯車が回り始め、しばらくすると声が聞こえたーー
    "Now there is." (今いる)と。

  • 元々は6回シリーズで製作されたテレビ番組であり、日本でもNHK教育テレビで90年代半ばに放映されている。そしてこの本はその”ノーカット版”といえるものだ。ところどころ断定的で納得の行かない部分もあるが、とても面白く読めた。機会があったら元の番組をもう一度見たいとすら思った。巻末の解説では翻訳された飛田氏のキャンベル氏への思いが伝わる興味深いものなので、あわせて読んでみたら良いと思う。

  • 人々を説得によって信仰に導こうとするからうまくいかない。むしろ自分自身の発見の輝きを示すべきだ。世界中で最善のものと認められ考えられている物事を知り、それをまた他者に知らせることによって真実のまた新鮮な思潮を創造すること。

    世界の神話に共通した要素を発見し、人間の心理の奥底には絶えず中心に近づきたい、つまり深い原理に近づきたいという要求があることをしてきすること.
    人生の意味の探求が必要なのではなく生きているという経験を求めること。

    スペシャリストとジェネラリスト
    自分自身の神話を見つけようと思ったらどういう社会に所属しているか知ることが大事。遊牧民族か、農耕民族か。
    日本はまだ内面的には自然と調和している。

    一神教グループは争いあって未来に対する自分たちの能力を自ら否定している。ー個々人を地域グループではなく惑星全体と同一視するような神話が必要。

    そういう神話の雛形はアメリカ。13の異なる植民国家がどの一刻の利益も無視住まいと努力しながらも共同利益のために協力して活動しようと決心していた。アメリカは単なる戦争でなく、理性を基礎として築かれた最初の国家。

    どの集団も皆、自分たちは選ばれた民だと思っている。彼らが自分たちにつけた名前が、大抵は<人間>を意味するものだというのはちょっと面白い。他の人々には変な名前をつけている。

    愛はたくさんの機能のうちの一つ。本来なら全体の秩序に奉仕すべき一つの機能がシステム全体を支配すると物事は狂ってしまう。

  •  現代社会を神話という切り口から分析する。ジョーゼフ・キャンベルの膨大な知識を聞き手のビル・モイヤーズがうまく引き出す。観念的な話が多いので、さくさくは読めなかったが、難解でもなかった。ただキャンベルの主張はよく理解できない、納得できないところも多々あった。宗教の話題も多いので、価値観が合わないことは当然あるのだが、根拠が神話に依っているのが原因ではないか。
     神話は確かに過去の人類から受け継がれた宝で、現代でも通じるものがたくさんあるだろう。しかし、相互に矛盾しているし同じテキストがまったく異なる意味に解釈されることもある。牽強付会とまでは言わないが、主張に合致するテキストのみを持ち出して反例は黙殺している嫌いがある。さらにキャンベルの主張も一つの解釈なので、それが全て正しいというものではない。神話というマテリアルから何を学べるのかはそれぞれ異なるため、自分の解釈を見つけて人生を考えるツールの一つにしたい。

  • なんなんだ。途中で読むのをやめてしまった。

  • 共感できることがいっぱい書いてあるけれど、それがこの本の意義ではない。それ以上に、普遍的に物語のテーマになりうる問題や興味深い人生の問いについて、古今東西さまざまな神話の中で、物語の中で、扱われていたか、事例が紹介されている。アイテムや設定舞台、小道具なども興味深い事例が多い。

  • ジョーゼフ・キャンベル氏とビル・モイヤーズの神話に関する対談をまとめた一冊。
    キャンベル氏の「神」や「神話」についての歯切りの良い説明と、モイヤーズ氏の豊富な知識に基づく鋭い質問で、かなり説得力あって濃密な一冊。
    神話は決して万能ではないけど、社会に対して言葉で語れる範囲での教訓がある。地球上に数多ある「神」という存在を問い直す本。
    いろんな文化、いろんな宗教を支えている神話、その根底にあるメッセージには異なる大陸に存在するものでも不思議な類似性がある。そこに人類の根幹となるものがあるのか?モイヤーズ氏の持つ宗教観/神観念はとても明快で、『正しい』というものではないかもしれないけど、魅力的な言葉が多々ある。
    古事記と日本書紀を読まなきゃ、と思いました。

  • 「ストーリー・ウォーズ」からのジョーゼフ・キャンベル。世界共通の神話母型があり「スターウォーズ」はそれに則っている、と知っているつもりだったが、ちゃんと書籍で読んだのは初めてでした。いま自分にとって必要な時に必要な本、というか必要な読書体験だったような気がしています。次は「千の顔を持つ英雄」に行くしかないかも。人が成長するためにどんな旅に飛び込まなくてはならないのか?巡り合わなければならないのか?とても沁みてくるものを感じます。聴き手のビル・モイヤーズも素晴らしい知性の持ち主で見事にキャンベルのビジョンを引き出しているのですが、微妙に自分だったらここ聴きたいのに!みたいな流れもあって、自分が直接インタビューしたい!みたいな大それたこと考えたりしました。さてさて、今年12月公開のディズニーのスターウォーズはどんな神話を世界に提示するのでしょうか?

  • スターウォーズもこのキャンベルの神話のストーリーから生まれている。すべてのストーリーの元型を求めた著者が、スカイウォーターランチというスターウォーズの聖地でおこなった対談。興味深い話が多い。

  • どうして世界にはこんなにも神話があるのか? どうして、これほどに形を変えて、類似した神話が存在するのか? そのようなありふれた疑問に対して、比較神話学の『ひ』の字も知らない素人にも興奮と驚きをもたらしてくれる示唆に満ちた一冊。数年ごとに繰り返し読んでいけば、また新たな発見があるだろう。

  • 世界の捉え方が変わる種類の名著。たとえば、
    アダムとエバは対立観念を知ることで追放された。つまり超越者とは対立観念では認識することができないものであって、一の世界においてしか感知できないもの。我々が言葉や感覚で捉え認識することすらできないもの。
    訳本が書店で見つからないのが難点

  • 神話を題材にしつつ、筆者は生きることそのものを祝福している。P99〜のインディアン部族の首長の言葉があまりに美しく、英語本と日本語本を交互に何度も読んだ。

  • 神話は、奥深い!

  • とても影響を受けた本の一つだ。
    「自分の至福を求めよ」
    まずはその至福を探している。

  • 単行本で読んだやつの再読。これ読むと『スター・ウォーズ』を見たくなるが、どんな映画や小説もその気になって鑑賞すると、骨子は神話的要素で成り立っている。
    これはライター業にも有効だなぁ。

全51件中 1 - 25件を表示

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)に関連するまとめ

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の作品紹介

世界中の民族がもつ独自の神話体系には共通の主題や題材も多く、私たちの社会の見えない基盤となっている。神話はなんのために生まれ、私たちに何を語ろうというのか?ジョン・レノン暗殺からスター・ウォーズまでを例に現代人の精神の奥底に潜む神話の影響を明らかにし、綿々たる精神の旅の果てに私たちがどのように生きるべきか、という問いにも答えていく。神話学の巨匠の遺作となった驚異と感動の名著。

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の単行本

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)のKindle版

ツイートする