- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150503994
作品紹介・あらすじ
人間は未来の自分を正確に予測できない。その原因である脳の錯覚や妄想を徹底検証!
感想・レビュー・書評
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めちゃくちゃ面白い本でした。
この本は、「何故人は、未来の幸せを予想できないか」について、丁寧に考察した本です。
とても興味深く、人間の本質を知ることが出来たようで面白かったです。
ぜひぜひ読んでみてください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いかに「自分の判断」というものがあやしいのかを怒涛の勢いで教えられて面食らいながら楽しんだ。
題名は切り口、とっかかり。
人間が「明日」という時間軸の未来についてうまく考察できない特性と、「幸せ」というものが想像力や感情、記憶にまつわる対象であることがあいまって、認知の歪みが特に顕著に観察できる。しかも、明日の幸せと聞いたら興味をもたずにはいられない。
一番ヘェ〜と驚いたのは、「説明がつくと幸せ感が低くなる」という指摘。
人は、説明を強く強く求めるくせに、説明がついたらついたで納得して落ち着き、印象が弱まり、感情の起伏=記憶の強度が下がり、出来事を片付けて次のことへと関心を移してしまうから、とのこと。謎が残っている方がいいんだなんて、人生訓にお墨付きが与えられたみたいだ。
他にも、「つらい方が幸せだ」とか、しかも「少しのマイナスより多くのマイナスの方が幸せだ」とか、「終わり良ければすべて良し」は本当だとか、「脳は嘘をつく」だとか、主張の以外さ+内容の面白さ+語り口の面白さで引き込まれ続けること請け合い。 -
DaiGoさんの突破力の中ででてきたほん
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第33回アワヒニビブリオバトル「錯覚」で発表された本です。
チャンプ本
2018.01.09 -
選択に必要なものは想像。これが全てですね。
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認知上の特性とか行動経済学の観点から幸せ(というより最善の選択)とは何かを語っているような感じ。人は未来を想像するのは苦手なので、すでにそれを経験している他者を参考にするのが解決策になりうるといった感じかな。最後のベルヌーイのやつは効用に学びも含まれるなら失敗だったとしても過去の経験を(良い方向に)意味づけする特性を踏まえると自分で選択肢を決断することが幸せに繋がるといっているようにもみえる。なので、他者の経験を踏まえて自分で決断する、が幸せかな。
あと、訳文の口語感とかジョークが好き。 -
人は幸せになりたいと望んで、幸せになることを想像しながら結果振り返ると幸せになっていない。その誤差を科学的に解明している本です。脳の錯覚など科学的に解明しており面白い本ですが、そこまで画期的な内容ではなく、この本を読んだら、それこそ幸せに幸福になるのかと言うとそうではない。ただ科学的な脳の反応や働きを知る上では勉強になります!
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「人間の脳は刺激の絶対量にそれほど敏感ではないが、相対量(変化)には敏感」
茂木健一郎さんの動画に「もうだめだやめたいと思った時覚えておくべきこと。」という動画にhabituation(馴化?)という言葉が出てくるが、同じことを言っているのだろうか。
脳は最初の刺激には敏感だが、2回目、3回目の刺激には慣れていってくる。無理と思ったら、すぐにやめるのではなくもうちょっとやってみると意外とす―っといけるらしい。 -
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