偉大なる失敗──天才科学者たちはどう間違えたか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ)
- 早川書房 (2017年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150504878
作品紹介・あらすじ
ダーウィンからアインシュタインまで、5人の科学者たちがいかに過ちを犯し、結果的に科学の発展に寄与したかを考察する科学読本
感想・レビュー・書評
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チャールズ・ダーウィンやケルヴィン卿、ライナス・ポーリング、フレッド・ホイル、アルベルト・アインシュタイン。進化論から一般相対性理論まで、生物、物理、化学、数学における科学者たちの偉大なる発見と、失敗を解説した本。
なんちゃって理系大学出身者には大変刺激的というか、大変勉強になる内容で、重要な発見の経緯と内容がわかりやすく読める。本題には、どんな天才でも失敗をする仕組み、背景というのは一般の人間と変わらないという印象を受けるもので、考えを批評にさらす大切さについて、深く感じ入った。研鑽は一人では成せぬものということがよく分かる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50047431 -
ありとあらゆる資料から総合した観点で史実をまとめているのでしょう。
この著者には詐欺師も嘘はつけないですね -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23179843
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天才科学者は間違えない-ことはないらしい。しかし,その失敗は単なる失敗では終わらず,時に革新の風となり,時に広い分野に大きな影響を与えました。そんな科学を先に進ませる力となったアインシュタインやダーウィンたちの偉大な失敗について語られています。
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物理学、生物学の前提知識がある方が楽しめるはずだ。原著や書簡にまで当たった、いまだに最先端の本格的なノンフィクション。
科学の発展と論争に胸が踊る。
著者の最後には必読。
・人間よりゲノムの大きい淡水アメーバがいる。
・アインシュタインの人生最大の誤り発言はガモフの創作だろう。