そして誰もいなくなった (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150700010

感想・レビュー・書評

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  • まさに名作!逃げ場のない島の中で次々と殺されていく人たちを目の当たりにして少しずつ誰も信じられなくなっていき、恐怖でおかしくなっていく様子が不気味過ぎた。

  • ゲーム脳なので、頭の中で「かまいたちの夜」の効果音が鳴り止まない小説だった。100年経っても色あせないパーフェクトなプロット。戯曲にも映画にもなりましたが、私は色んなエンディングの隠されたサウンドノベルに仕立てて欲しいです・・・!

  • 今更ながら名作といわれる本書を読んでみた。
    海外の小説は訳によって読みづらいので避けがちだけど、文章がすごくシンプルで無駄がないので本書はとても読みやすかった。
    この事件の真相については最後、犯人による手紙で回答されるが、これがないと詳細まではわからなかった。
    そしてタイトルとおり、誰もいなくなったわけだけど。
    しかし罪の軽い順番に殺した、とあるが違和感があるのは、時代なのか文化の違いか個人の考え方か・・・。

  • 名作と呼ばれているので読んでみたかった。

    1人ずつ消えて犯人は誰なのかと疑心暗鬼になる展開は、シンプルで分かりやすい。

    登場人物が日本人じゃない為、性別すらも覚えにくく、苦労した。

    場面場面で過去のページを探ることが多く、読むテンポに影響した。

    個人的には特に惹き込まれるシーンはなく、普通に面白いくらいだった。
    オチは都合が良過ぎるように感じて、残念だった。

  • 翻訳は苦手なのですが、これは本当にぐいぐい読めました。なるほど、ミステリの源流、王道。1人ずつ居なくなる過程が読み応えもあり、追い込まれていく様子やお互いを牽制し合うセリフなどと合わせて迫力がありました。犯人は最後にしっかり分かるのでモヤモヤもなく、爽快な読後でした。

  • 多くのオマージュ作品があるが、その作品を読む前に読むのとオリジナルを読んでからオマージュを読むのとでは感じ方が変わるなぁと…

    俯瞰して読めないタイプなのでずっと恐怖が纏わりついてました。満足できました。

  • おそらく二十年ぶりくらいに再読。
    色褪せない不朽の名作とはまさにこのこと。
    正体を現さないインディアン島の邸宅の主人がどこかに潜んでいるかもしれない恐怖と、自分たちの誰かがその"彼"なのかもしれない恐怖。次々と姿を消すワケありの招待客とインディアンの人形。ミステリでありサスペンス。最後まで完璧な作品。
    昔はとにかく医師が怪しいと思っていました。

    これを読んで初めて綾辻行人先生の十角館の殺人を読んだ時は、単体でも素晴らしい作品なのに、オマージュが実に鮮やかで見事だと感動した記憶があります。判事も十角館の彼も、告白書を天の采配にまかせるのが良いですね。

  • 自分の中でタイトルだけ一人歩きしてて、実際中身は何も知らなかったから読んでみた。

    ミステリーを読むのはたぶん初めてで少し抵抗があったけど、とても面白い上に読みやすいからすぐに読み終えてしまった。

    シンプルで無駄な描写がないこと、一人一人の背景と感情が手にとるように伝わること。そして最後の種明かし。名作と言われている所以が分かった。

  • 今邑彩「そして誰もいなくなる」を読むにあたり、再読。
    蜜蜂が不自然よね、やっぱり。あと、燻製のにしんの面白さがわからん。このあたりが楽しめる英語圏の人がうらやましい。
    どの人も怪しくみえる人物描写はさすが。

  • ミステリーの超王道。クローズドサークル。
    ただ読む順番間違えたなぁ…
    絶対、十角館の殺人よりこっちを先に読むべきだった。
    そのせいで面白さ半減したかも。十分面白いんだけどね。
    でも何十年も前にこれを書きあげるアガサ・クリスティって何者…

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