ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))

  • 122人登録
  • 3.63評価
    • (8)
    • (15)
    • (21)
    • (2)
    • (0)
  • 12レビュー
制作 : 宇野 利泰 
  • 早川書房 (1976年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150700171

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • #赤背表紙のクリスティーを再読するプロジェクト 014

    毒殺された被害者のポケットに、麦粒が詰め込まれているというありえないシチュエーションから始まる連続殺人が、マザーグーズの唄に乗って筋道付いていく話。ミス・マープルには最高の舞台装置が整っている。

  • 関東大震災ごろ、イギリス

  • マープルが躾をした小間使いが残忍非道に殺され、怒りに燃えるマープルおばあちゃんが犯人を突き止める。

    マープルかっこいいなあ〜。ポアロよりマープル派です。

  • ミス・マープルの作品はあまり読まないのに、
    これは面白い、引き込まれる。

    マープルさんの登場が遅いことと、
    おしゃべり、でしゃばり感がいつもより
    少ないのが、自分にとって良かったのか。

    マザーグースの童謡に従って
    殺人事件が起こるが、
    それと過去に起こった出来事の
    絡ませ方が上手い。
    それに加え、相変わらずの容疑者達の
    あくの強さで、
    私達読者を見事なまでに翻弄してくれる。
    今回は最後まで犯人が予想つかなかった。

    ポワロさんだけでなく、マープルさんも
    これからは読もうかな。
    最後に明かした、彼女が
    犯人を怪しみだした理由も、
    ちょっと女の勘頼みでどんなもんだろう、
    といった気もするが、
    しかし実にお見事な推理。
    お婆ちゃんのおしゃべりや知恵袋も
    大いに役立つ時もあるんだよね、
    って作品。

  • むかーしの本は解説がついてないんだね。
    これは一日で読みたい!って思ったら読めちゃった。
    マープルのお話だったけど、マープルが活躍した感じは全然なかったなぁ。
    最後の謎解きはサスガ!って思ったけど。

  • いやー、騙された騙された。
    ワンツーパンチで騙された。
    あっちもこっちも大ハズレ。
    それでも心地よい。
    真相を聞かされ、そいつが犯人なら、物語的に破綻するだろ!
    と、言ってみても、なんの無理もない。
    説明がある事はあるが、ポケットに何故ライ麦を入れたか。という説明が納得する形で完璧に説明されればパーフェクト。そこが弱い気がする。

  • やはり名作は違いますね♪
    ホント面白い。

  • クリスティのマザーグースものの中でも有名な作品の一つだと思います。
    資産家(成金趣味的)の屋敷の中で
    マザーグースの歌の通りに連続殺人が起こっていく…。
    トリックはすごく凝ってるというわけではないので、
    人によっては物足りないと思うかもしれませんが、
    クリスティらしい登場人物たちの様々な個性が
    読んでいて興味を引き起こしてくれます。
    1950年代の作品という、今から見るとレトロな時代も、
    雰囲気作りに貢献していて、
    クリスティ作品の個性になっていると思います。

  •  最後に、推理を終え帰宅したマープルに手紙が届く構成がいいと思う。

  • 会社の執務中、秘書の淹れてくれたお茶を飲んだ社長フォテスキューが突然苦しみだし、死亡した。ポケットにはなぜかライ麦が詰め込まれていた。毒殺の状況から、容疑者を社長の家庭内の人間と見た警察は捜査に乗り出すが、第2、第3の殺人が続けざまに起き、その様子は被害者のひとりと知り合いといって屋敷に訪れたミスマープルの口ずさむ童謡と奇妙に一致していたのだった。マザーグースの唄を題材に描かれた殺人の真相は?水松(いちい)による毒(タキシン)が使われたことが検死医によって早々に指摘され、原因は秘書の淹れたお茶ではなく、社長の朝食にありそうだと解ったために、フォテスキュー家の人々が容疑者と目される。性的魅力に溢れる年若い妻、仕事人間の長男に父と絶縁状態にある不良の次男、彼らの嫁たち、抜け目ない家政婦、執事夫婦、メイドなど、ありがちな面々の中でフォテスキューの義姉ミス・ラムズボトムは頑固婆さんぶりで異彩を放っている。そんな中、続いて殺された小間使いのグラッディスという少女は、お屋敷奉公の前にミスマープルのところで行儀作法を教え込まれ躾されていた。グラッディスの悲劇を知ったマープルが単身屋敷を訪れ、事件の詳細を聞き彼女なりの視点で捜査に関わっていくという筋書き。殺害の動機、アリバイの確実性だけを単純に見たのでは真相にたどり着けないところを、それぞれの人間性の性質を見抜いたマープルが暴いていく傑作。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】最初の殺人は大量にストックされた食品に仕掛けられた時限爆弾的なものと見せかけておいて、実際はある種のリモコン型トリック。それによって嫌疑外に逃れた人物が第2、第3の殺害を行っていた。ボーイフレンドを持つことに憧れる少女、男に騙され利用されたあげく、亡き者にされたグラッディスが哀れ。洗濯バサミで鼻をつままれた彼女の侮辱的な最後に怒るマープルが、最後に受け取った手紙に涙する姿が印象的。彼女の激しい憤りがこれまでになく強く描かれ、復讐の勝利に喜びを感じるあたりが復讐劇のような終わり方。今回は真相を警察に教えるのみで犯人を追いつめる場面がない代わりに、グラッディスから受け取ったこの手紙が絶対的な証拠となっている。個人的な感想を付け加えると、これは紅茶好きにはニヤリとさせられる場面の多さで自然と評価アップとなる作品。まず、会社のお茶当番に当たった未熟な社員がお茶もろくに入れられないという状況からスタート。そこに「お湯が煮たってない、お茶が出てない、ビスケットが湿気ってる」とダメだしするお局的女子社員。そんな給湯室に金髪美人の社長秘書がさっそうと現れ、特別なお茶(中国茶らしい)を特別な茶碗に淹れ特別なビスケットを添えて、つんと澄まして出て行くのだ。いいねぇ、ありそうな光景。その後にお茶を飲んだ社長が苦しみだし…という展開が待っているのがお約束的で、さらに続いて起こった殺人も紅茶絡み。お屋敷のティータイムの描写も細かくてとても興味深く楽しんだ(不謹慎だが)。(2010.5.3.再読&感想登録)

全12件中 1 - 10件を表示

アガサ・クリスティーの作品一覧

アガサ・クリスティーの作品ランキング・新刊情報

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))を本棚に登録しているひと

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))のKindle版

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))の文庫

ポケットにライ麦を (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-17))の新書

ツイートする