黄色い部屋の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 58-1)

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制作 : 日影 丈吉 
  • 早川書房 (1978年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150730512

黄色い部屋の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 58-1)の感想・レビュー・書評

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  • 元祖・密室殺人。芝居っ気たっぷり!

    自宅の実験室で研究に没頭していたスタンガソン博士(他の訳ではスタンジェルソン)は、銃声を聞きつけてマティルド嬢の部屋に急いだ。彼女は、完全に密室状態となった"黄色い部屋"に倒れていた。煙のように消えうせた犯人。どうやってなのか、何故なのか。
    この難事件に取り込むのは、ちょっと生意気だけど頭は切れる若き記者・ルウルタビイユだ。パリ警視庁の腕利きを向こうに回して、すべての謎を解き明かしてみせる★ この事件の真相は、更にその奥に隠された秘密とは?

    ガストン・ルルーには、素敵な絵を描く血が流れているんだなぁという印象があります。作品中、絵になるシーンがいくつも出てきます。それが、もともと持っている種類、血液型のような、自然なものに感じられます。
    ルルーがどういうキャラに見られる外見だったかは知りませんが、小説を通して、彼自身の中に流れているもの、血液のような、普通は見えない部分が、表面に出てきたような気がします。
    「黄色い部屋」にも、令嬢の苦悶の声が~~とか、完全に閉ざされた部屋だとか、壁に血の手形が~~とか、消えた人影~~とか……記憶に残る絵が出てくる。そういうディティールまでをはっきり思い浮かべてはしっかり描き込んでいく、ルルー的感性が好きですね♪

    この、ちょっと怖い絵な事件を解きほぐす役は、ルウルタビイユという小生意気なガキ★ 彼の持ち込む明るさと事件(の情景)の暗さとに、相当なギャップがあって、そこもまた面白い★ 暗い部分に入ってどきどきしたり、子供らしい明るさが発揮されてほっとしたり、の切り替えが楽しい★

    基本的に、愛される本なのだと思います。ガストン・ルルーの血を愛してDNAをもらい受けた子孫的作品を、あちこちで見かけます。密室トリックっていう言葉自体に、ルルー一族(?)の繁栄を見る思いが。

  • 歯医者で治療中、「痛かったら我慢しないで左手を上げて教えて下さい」と先生が言った。まさにその時、この古典の名作を思い出した。

  • 小学校のときに読んだ本です。読書が楽しいと初めて思った本でした。

  • 駆け出し記者探偵、お屋敷の密室、有名探偵のステッキ

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