シャーロック・ホームズの冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ト 1-1)
- 早川書房 (1981年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150739010
感想・レビュー・書評
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推理小説読んだのは中学以来くらいかなー。シャーロック・ホームズは初めてでした。
なんというか、さすがの名作って感じでした。普通に面白くて、すごく引き込まれる感じ。なんというか、自分もワトソンの視点で入り込んじゃうような、そんな感じでした。
訳がきっとすごいんだろうなー、と思います。洋書だと多少の不自然さを感じることが結構あるのですが(まあ英語にしかない表現もあるので仕方ないとは思うけど、「あー原文はこんな感じかなー」とか思いながら訳書を読むことは結構ある)、この本はそういうことなくてスラスラ読めました。イギリス特にロンドンの地理に明るいともっと楽しく読めるんだろうなー。
あと、今買うと、かわいいお孫さんの帯が付いてくるので、超おすすめです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この中に収録されている幾つかは昔に一度読んだことがあるはずなのだが、何故か読んでみるまで思い出せず話の途中で「ああ、これ読んだことあるな」と感じたりもした
ホームズシリーズは事件の推理過程よりも、事件の特異性や冒険性を優先していると思う。実際、依頼人が長々と自分の体験したことを話し、ホームズが残り数ページで解決法を示すというやり方も珍しくないし。
この中で気に入った短編は『ボスコム渓谷の謎』かな。この話は推理や物語性、更にはホームズ特有の調べ方「事件現場の床や地面を徹底的に調べ尽くす」という捜査方法も披露されている。冤罪で追いつめられる息子や驚きの真犯人などミステリとして必要な要素をしっかりと備えている。 -
2015/08/15 読了
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推理小説の不朽の名作はやはり面白い。主人公であるシャーロックホームズは、観察力が優れた人だから人が気づかないことにも気づくため、並ならぬ推理力があるのだと思う。結局推理力があるかどうかは、観察力にあるのだなと実感できる。ということは・・・私たちも探偵になれるのかもしれない(笑)。とまあ、妄想はこの辺にして、オススメの読み方は、ワトソンの視点からホームズの考えていることを推察しながら読み進めていくというよみかただ。
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シャーロックホームズ作品を読むのは、小学生の時に漫画版で読んだ以来だったので活字で読むことで違った印象を持てました。これは短編集だったのでおおくの作品が収録されていましたが、なかでも『ボヘミア国王の醜聞』が一番印象に残っています。ホームズがアイリーン・アドラーに見事に出し抜かれて、ホームズが唯一名前ではなく、彼女のことを「あの女性(ひと)」としか言わないのが、何とも出し抜かれたことに対するホームズの悔しさがよく表れていて楽しませてもらいました。他には、緑柱石の宝冠では有名な某少年探偵漫画でも用いられているホームズの名言である、『完全にありえないことを取り除けば、残ったものは、いかにありそうにないことでも、事実に間違いないということです。』が出てきてテンションが上がりました。(笑)
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人生初のシャーロック・ホームズ。
映画やドラマではまったので、初めて読んでみた。
ベネディクト・カンバーバッチの感じで、そのまま読む~よいです、おもしろかった!
「回想」「復活」「最後の挨拶」「事件簿」と他にもあるので、これから楽しみ♪