- Amazon.co.jp ・本 (619ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150747206
感想・レビュー・書評
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バースが平和だと、ダイヤモンド警視は機嫌が悪い。不審な事件が繋がってゆく。今回登場するエイダかパワフルで良い味を出している。
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自分の名前も、どこから来たかも、何ひとつ思い出せずに、その女性はベッドに横たわっていた。怪我をした状態で、病院の駐車場に置き去りに されていたと言う。記憶喪失の女性は、その後、病院を出され、ホームレス用の宿泊所に移される。ローズという仮の名前で呼ばれることになった後も、記憶が 戻ることは無かったが、ある日、妹と名乗る女性が彼女の元を訪れるが、どこか不審な所もあり、妹だという女に親しみも何も湧いてはこなかった。女に引き取 られた直後、ローズは消息を絶ってしまう。唯一、ローズの行方を心配する、宿泊所で同室だった女性が警察に駆け込むが、窃盗癖のある彼女の訴えを、ダイヤ モンド警視でさえ取り合おうとはしなくて・・・。◆今作では、ミステリとしてありがちな記憶喪失を上手く使っています。果たしてローズの記憶は戻ったの か? そして彼女の行方は? 殺人が起きたことで初めて、ダイヤモンド警視も重い腰を上げ、行方不明の女性に絡む謎に取り組みます。ミステリーの名手なら ではの語り口はやっぱりスゴイです。
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記憶喪失のまま話の途中で行方がふっつりと途切れてしまったローズがどうなってしまったのか最後まで分からずにどきどきしながら読みました。サブキャラのエイダがいい味を出しています。
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記憶喪失の状態で発見された女性。パースの名所の屋上から転落死した女性。自殺したように見えた老農夫。謎は絡み合って物語が進んでいきます。われらがダイヤモンド警視はどのように解決していくのか、お楽しみ。