ビター・メモリー 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 2-17)

  • 早川書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150753672

感想・レビュー・書評

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  • (上巻より)

    ドイツの上流育ちの夫婦が犯人だったが、
    自ら手を下したり、
    爆弾をしかけようとするのはしっくりしない。

    ヴィクがいつもになく、
    前作で付き合うようになった作家を愛していて、
    ちょっと安心した。
    相棒のコントレーラスは相変わらずだし、
    アシスタントのメアリも仕事を続けていて良かった。

    ロティの過去の話は辛いものだったが、
    若い時に当時の恋人から離れた理由は、
    想像通りだった。
    二人してオーストリアにいるところで、
    終わっていたが、ロティはシカゴに戻ってくるのだろうか。

    ロティの恋人マックスの孫娘が、
    口髭のあるボディーガードのことを「セイウチ」扱いしたいたのが、
    楽しかった。

  • ヴィクが丸くなった。巻末の解説にも書いてあったけれど確かにそうかもしれない。恋愛も、怒りに対処する姿も。今までの何でもござれなスーパーヒーロー的なヴィクよりも、より人間味というか女性らしさというかを感じられて、気持ちを寄せて読みやすいという気はする。年齢を重ねていくヴィクの今後が楽しみといったところ。
    ストーリーは、同じ女性の私としては上巻後半くらいからロティの物語は予想できていたので、それがどう落ち着くのかという気持ちで読み進んでいたが、回想を挟むという今までになかった手法は斬新で読みやすかった。
    リアル本棚へしまおうとしてカバーを外して初めて気づいたけれど下巻の表紙は私のロティのイメージそのものでした。

  • 2001年発表
    原題:Total Recall

  • 上下巻となると長い。

  • 最初まったく別の事件と思われた事件が、意外な形で接点を見せ始める。ただこの展開もV.Iの推理というより、行動力により犯人が勝手にぼろを出したというべきか。多少自分の感情を抑えるようになったヴィクだが、多少向こう見ずな行動は年を取っても変わらず。
    ロティの過剰な反応の原因は予想外だったし、納得もいく。

  • シリーズものは、古い友人に再会するようで、とても
    心地よいのです

    しかも、このシリーズは、珍しく、物語の中で主人公
    が成長していって、ちょうど主人公のヴィクとおない
    どしになりつつあります

    なんか、一緒に成長してきた感じが、よいのです

    最近、ヴィクの性格がちょっと丸くなってきたので
    自分も大人にならなきゃと思う今日この頃です

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