家族の名誉―サニー・ランドル・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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制作 : Robert B. Parker  奥村 章子 
  • 早川書房 (2000年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150756741

家族の名誉―サニー・ランドル・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 女性主人公サニー・ランドルシリーズ1作目。パーカーによるマッチョなスペンサーとは異なる作風になっている。

  • 発表:1999年
    原題:Family Honor

  •  スペンサーシリーズでないシリーズものを読むのは始めてである。その前に読んだ「虚空」をマンネリだと思った直後だっただけに、とても楽しく読むことができた。
     女性の私立探偵が活躍する物語であるというのは、それだけでスペンサーシリーズを裏からみているような気がする。そこで語られるのが自立であり、人生の楽しみ方であり、要するにスペンサーと同じである。が、性別が変わるだけでずいぶん意味合いが変わってくる。主人公は料理が下手だなんてエピソードや、暗黒街の者達への対処の仕方など、どうしてもスペンサーと比べてしまうし、そのたびにニヤニヤしてしまうし、そうすることで性別の違いによって変わるものと、決して変わらないものが見えてくる。前者は楽しく読め、後者は感動的でさえある。
     しかし、犯罪社会は男性社会なわけで、あれこれ言っていても、結局は男達に頼り、あるいは操ることによって目的を達している嫌いがないわけではない。もっとも、その裏付けとしてあるものや、そのための迷いや悩みが、スペンサーシリーズにはない読みどころなわけだけど。
     物語そのものは、「儀式」や「初秋」と似ていて、特に金持ちで不和の両親から逃げ出した子供を、主人公の探偵が引き取り、何かを教えていく感じは「初秋」そのもの。性別が逆になったために、語るべき内容が変わってくるけど。スペンサーシリーズの良いとこ取りをしているようなストーリーだった。

  • 初めてのパーカー。会話の運びが唐突な気がするのは自分だけ?チャンドラーの後に読んだので少々モノたりない感があったけど、それなりに楽しめた。

  •  女性探偵サニー・ランドルの活躍を描いたハードボイルド。シリーズ化されており、本書が第1弾。小気味良い展開が気持ちいい。サニーの生き方、考え方には共感を覚える。自立した女性像のひとりとしてサニーが描かれている。再度だったが、今回読んだらあまりの面白さに驚いてしまった。10年前に読んだときとは読者の自分自身が変わったからかもしれない。再読のきっかけは、女性刑事を主人公に描いた、誉田哲也さんの警察ものを読んだことだった。主人公の姫川玲子が、幼いところをちらほらと覗かせた。凶悪犯罪の捜査にあたっているにしては、どうも浮わついた感じがして、しっくりこなかったのだ。その時、ロバート・B・パーカーが女性探偵ものを書いていたことをふと思い出して、どんな女性像を描いていたのかと読み返してみたくなった。ストーリー自体は展開こそ軽快でいいのだが、驚くほどのどんでん返しなどはない。読み所はむしろ主人公のサニー・ランドルの生き方にあると思う。そしてなにより、彼女の受け答えがいい。注目してしまう。本当にカッコいい。クールだ。とはいっても、当然彼女も悩み苦しみ、そして迷いながら生きている。しかし、その生きる姿勢も問題への対処法も大人を思わせるもので、清々しくさえ感じてしまうのだ。【サニー・ランドルのプロフィール】本名:ソーニャ・ジョウン・ランドル愛称:サニー性別:女性年齢:34身長:168?体重:52?職業:私立探偵愛用銃:スミス&ウェッソン38スペシャル(2インチ)愛車:スバルのワゴンその他:物語の舞台はボストン。大学では社会福祉を専攻。画家の夢もあり、絵を描く。時々売る。売れる。大学卒業後、警官に。(父親も警官だった)翌年、リッチー・バークと結婚。9年後に離婚。子供なし。現在は、愛犬ロージーと暮らす。美術の修士号取得のため夜間大学院に通う。料理下手。コーヒーには砂糖とクリームを入れるが、すすめられたチェリーパイは断り、食べなかった。脂肪、糖分の摂取には気を配っている。元夫のリッチーや友人のスパイク、そして親友のジュリーとの関係もいい。ロバート・B・パーカーには大人気の<スペンサー・シリーズ>があるが、私はスペンサーより、サニー・ランドルの方が好きだ。

  • サニーシリーズ。かっこいい颯爽とした女探偵の活躍。

  • 今度はカッコいいヒロインが登場。

    女性が主人公ってどうなの?という心配は杞憂に終わり
    抱えた問題がジェッシィ・ストーンと似ているし、
    ロージーはスペンサーの名犬パールと同じような位置付けだし、
    慣れ親しんだ感じで構えることなく読めた。

    雰囲気が違うのは訳者が違うことも一因かな。

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