おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 38人登録
  • 3.64評価
    • (1)
    • (6)
    • (3)
    • (1)
    • (0)
  • 7レビュー
制作 : Robert B. Parker  石田 善彦 
  • 早川書房 (2007年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150756901

おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想・レビュー・書評

  • :いつだって彼らは時代遅れの男たちであった
    (解説 関口苑生 より)

  • チャンドラーの最初の長編「大いなる眠り」の続編として描かれ、主人公はもちろんフィリップ・マーロウ。この作品を読むなら、必ず「大いなる眠り」の後で。ネタバレ有り、「大いなる眠り」からの引用もしばしば現れる。

    「大いなる眠り」事件から数カ月後。マーロウはスターンウッド家の執事ノリスから連絡を受け、再びその邸宅を訪れた。将軍は既に亡く、その娘ヴィヴィアン・リーガンが当主になっていた。妹のカーメンはサナトリウムに預けられていたが、失踪したという。ノリスの依頼を受け、マーロウはカーメンの行方を調べ始めた。

    パーカーはチャンドラーの衣鉢を継ぐハードボイルド作家として、チャンドラーの遺作「プードル・スプリングス物語」を完成させた。その完成度に不満があったのか、再びマーロウの登場する作品を独自のプロットで描いたのが本作。

    フィリップ・マーロウの何処に惹かれるかと言えば、行動から滲み出る、内に秘めた意思の強さと優しさ。そして依頼人に対して、真実に対して、誠実さを貫くところ。この作品はそれを踏まえつつ、マーロウのタフさに重点を置いた描き方をしていて、それはパーカーが愛するマーロウ像なのかもしれない。

  • 男同士のやりとりはマーロウのハードボイルド。でも女子(?)がらみではスペンサーのハードボイルド、という印象。やっぱりギリギリのところで踏みとどまらないと、マーロウが安っぽくなってしまうかな。ハードボイルドには痩せ我慢が大切なのさ。あとがきにもあったけど、敵が大きすぎたこと、そしてその敵がマーロウひとりを相手にもたもたしすぎるところが、何となくB級映画風だったところが今ひとつ。でもこれもまた古き良き時代のハードボイルド風で良いのかも。これはこれで楽しく読めました。

  • チャンドラーの『大いなる眠り』の続編という1冊。

    パーカー自身がチャンドラーの愛好家だったというから
    パーカーとしては作家冥利に尽きるということかな。

  • 「夢を見るかもしれない」の邦題で出版された単行本が、文庫化を機に改題された。レイモンド・チャンドラーの遺作「プードル・スプリングス物語」を書き継いだロバート・B・パーカーが、今度は「大いなる眠り」の続編を執筆したということで、当時多少?話題になった作品。さすが、プロ。きっちりと古きよき時代のハードボイルド小説でした。そういえば「大いなる眠り」の改訳の話を、どこかで読んだ記憶がありますが、どうなったのでしょうか?

  • パーカーの手による、チャンドラーの補完作品の第二作。こちらは遺稿を書き補ったのではなく完全新作として書かれた『大いなる眠り』の続編。ちなみに私が読んだのはハードカバーの、『夢を見るかもしれない』の方。<BR>
    ファンとしてはあまり認めたくないのだけれども、正直、『大いなる眠り』よりもこちらの方が面白い。チャンドラーのマーロウでないからという理由で読まず嫌いの人も多いと思うが、楽しめる。<BR>
    やっぱりマーロウはしわしわの紙束をポケットから引っ張り出しながら、ロスを彷徨うのが似合う。

  • これはマーロウではなく、スペンサーだと思う

全7件中 1 - 7件を表示

ロバート・B.パーカーの作品一覧

ロバート・B.パーカーの作品ランキング・新刊情報

おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

おそらくは夢を (ハヤカワ・ミステリ文庫)はこんな本です

ツイートする