- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150772024
感想・レビュー・書評
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猫ミスの代表、ココ&ヤムヤムシリーズです。記念すべき第一作のこの作品では、ココとクィラランの出会いから。もうこの頃からココの優位っぷり、クィラランの振り回されっぷりが楽しめます。部屋の家具や食事の描写も興味深いですね〜。これからヤムヤムが出てきて、クィラランが記者を引退して作家になって・・・と話が続いていくわけですが、段々作品が面白くなっていってるシリーズだと思います。何気ない伏線や、事件の内容や、猫たちのいたずらや・・・。作品の発表の順番と、邦訳される順番が違っちゃってるのが悲しい。シリーズの調査報告本「シャム猫ココの調査報告」で調べながら読むべき?
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シャム猫ココと元事件記者クィラランシリーズ。
特大の口ひげを蓄えたマッキントッシュの出であるクィル(クィララン)とお利口猫ココが事件を解決していく。
5作目以降からこのシリーズの舞台となるのは“どこからも400マイル北”に存在するムース群。
シャム猫ココシリーズとなっているが実際クィルと暮らすのは2匹の猫でまたこの子達が本当にいい味出している。
魅力たっぷりのムース群、可愛い猫たち、そして口ひげおじさんクィルを楽しめます。
シリーズ30作目のタイトルのみ発表されていたが発売前にブラウンが亡くなり29作目の「猫はひげを自慢する」がシリーズ最後になる。
ラストに近づくに連れ物足りなさと哀愁、寂しさを覚えたがこんなに大長シリーズで楽しませてくれた作者には感謝しかない。
※日本語訳発売順とシリーズが書かれた順が違うので注意してください。 -
関連リンクOver The Moonさんをみて興味。
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新入りの新聞記者が担当になった美術関係者のなかでつぎつぎと死人が出る
C0197 -
猫は手がかりを読む (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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三毛猫ホームズシリーズに良く似た海外推理小説のシリーズ1作目(邦訳だと2作目にあたる)。
シャム猫、ココの知的な立ち振る舞いと、猫らしさに癒されます。
事件やトリック自体は物珍しいものではないけれど、様々な人間模様が描かれるのは読み応えがあります。
主人公、クィラランの新聞記者としての働き振りにも注目。 -
犬や猫を扱った小説はないかと探して見つけた作品。
こちらのシャム猫ココシリーズは、30程既刊されている。本書はそのシリーズ第一作。
新聞記者である主人公ジム・クィラランとココとの出会いが描かれている。
279ページの作品で、110ページ辺りまで事件が起きない。
そろそろ何かないと困るのではと読者であるわたしが焦る中、ようやく事件が起きる。
主人公とココの出会いがあることがわかっていて、ココの飼い主が別にいることから考えて、現在のココの飼い主が被害者か加害者のどちらかということに予想がついてしまう。
果たして犯人は。
この犯人がまた無理矢理というかとってつけたというか、説得力に欠けるような人物。
結論、推理ものとしては物足りない。
それに加え、主人公ジムがそれ程魅力があると思えない。
魅力のない主人公のシリーズは、先を読もうと思わせない。
猫のココの描写は物凄く愛らしい。
このシリーズはきっと推理を楽しむものではなく、お利口猫ちゃん物語として楽しむものだと感じた。
わたしの前愛猫もシャム猫だったために、ココに彼を重ねて読んだ。
猫ちゃん物語としての出来は十分と思う。
表紙のココの絵も可愛らしい。
わたしの愛猫も青い瞳だったけれど、もっとぽっちゃりしてタヌキっぽかったかな。
次を読むとしても暫くあとで。 -
某ミステリーの本で紹介されてたから読みたかった本。
謎解きよりも猫の描写にときめく本でした。
「そうそう猫ってそういうことするよね!そうそうそんな感じ!」っていう行動を綺麗に描き表しています。
でもミステリーなんですけど、なんか、トリックがあんまりスッキリしなかったような。フェイクが多すぎて結局そうなるのかよ!みたいな…私があまり理解してなかっただけか。外国のミステリは全然読んだことないからこんなものなのかな?なんて。
シリーズものらしいので別のもの読んでみたらまた印象がかわるかもしれないのでいつか読みたい。 -
こっちが正真正銘の第一作目。猫をタイトルに持ってきてる割には思ったよりもそれ程猫が前面に出ているわけでもないのだけどその分人間が魅力的なのでこの辺で調和が取れているのかもしれない。