- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150772093
感想・レビュー・書評
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猫は幽霊と話す (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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シャム猫ココシリーズ」十作目(邦訳としては第八弾)。今回のサブキャラの犠牲者があの人だったのはちょっとショックだった。子供が酷い目に遭うしちょっと後味悪いかも。
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シャム猫ココシリーズの8作目。なんか凄い読み方してるんだけど、私。^^;図書館が持っている本の中から出た順に読んでいるので飛び飛びになるのが辛いところ。これはちょっと考えないといけませんね。舞台はムース郡。すでにクィラランは新聞記者を引退して莫大な遺産を相続した後です。このあたりの事情は、「猫は郵便配達をする」で読んでいたのでラッキー。で、引っ越してきたばかりの「・・・郵便配達」とは違って、人間関係が動いているのが面白い。あらあら、あの人とあの人はこうなっちゃったの、なんて。ネタバレです。で、今回の殺人事件の被害者がアイリス・コブ夫人なのにはびっくり。だって重要な役回りだったでしょう! クィラランとは親しい友人だったし、私も短いお付き合いながらとても好きなキャラクターだったのに。でも、幽霊話や町に伝わる歴史的なあれやこれやの真相、ココの所業の謎解き、などは、とても面白かった。最後までドキドキさせられたし、すっごくもつれた謎が解明されていくのが痛快!ネタバレ終わりココが何でもわかっている、とするクィラランの思いは思いとして、訳ありげな動作が後で何を意味するものであったのかを知ったり、前もって、あれじゃないか、これじゃないか、と推測したりするのを楽しむ、というスタンスで読むのが一番面白い気がします。
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持ってる
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シャム猫ココシリーズ。今回はクィルの元大家、元家政婦だったコブ夫人が亡くなってしまう。その死に関して、納得できないクィルは2匹の猫を連れて、コブ夫人が死ぬまで住んでいた博物館の管理棟に引越しをする。クィルは子供が苦手だったのか。知らなかった。猫が大丈夫なのに、子供が駄目というのも不思議。今回もちょっとこじつけで終わった感じがする。シリーズものはしょうがない。最後の部分が次の巻の話につながるように書かれている。【2006年9月3日読了】