- Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151101120
作品紹介・あらすじ
殺人犯として逮補されたロジャーは精神異常の徴候を見せはじめ、その鑑定をうけもった精神科医のアイリーンは調査の過程で、夫の殺人を暴露するキャロルの催眠下の発言に疑問を抱く。彼女が精神療法家としてあらゆる技術を駆使してキャロルの心のなかをさぐるうちに明らかになった真実は、あらゆる想像を超えた衝撃的なものだった…現代精神医学上の問題である"睡眠障害"とグリム童話の名篇を融合させた記念碑的長篇。
感想・レビュー・書評
-
下巻後半からの動きが早く読んでいて爽快。上巻と下巻前半は動きが少なく、読むのが苦痛だったが、我慢した甲斐があった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻で、バックグラウンドがこんなに広がってくるのかと驚く。
複雑だが、かなり面白い展開。 -
一冊にまとめても良かったんじゃないかな~
-
2009/11/7
-
ナルコレプシー(居眠り病)の患者の物語。
気付いたら娘とそのボーイフレンドが死んでいたが自分の記憶が全くない。
さすがダニエル・キイスで、物語の進め方のテンポがよく最後まで一気に読み終えてしまう。
また彼の心理学や化学の描写が細かくていつも通り読んでいてその的確さや知識の広さに驚く。
よく調べたねー。
催眠によって人々があそこまで思い通りに行動するのかと驚いてしまうが、まぁそこの非現実感を差し引いても面白いのでぜひ一読をお勧めします。
ちなみに、ビリー・ミリガンの方が面白いです。
-
「アルジャーノンに花束を」の世界を予想(期待)するとがっかり。