第三の男 (ハヤカワepi文庫 ク 1-1)

  • 早川書房
3.42
  • (7)
  • (21)
  • (47)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 311
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200014

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文句ない。キャロルリードの映画で震えた感動が蘇る。後書きによれば、映画の企画としてグレアムグリーンが書いた原作本だというではないか。マーティンズが友人ハリーの葬儀に参列する墓地のシーン、ウィーンの街、彼の知らないハリーの話。シーンが目に浮かぶ。映画を意識して書かれたことがよくわかる。ハリーは何者なのか?さすがグレアムグリーン。お話としての完成度が高く鮮やか。

  • サスペンスでありながらも、背景に隠された戦後間もないウィーンの暗い情勢がありありと浮き彫りにされている。
    マーティンズは、ライムは、アンナはそれぞれ何を考えたのか。登場人物の誰の視点から見るかによって、結末を迎える時の気持ちが変わる。
    色褪せない名作。映画も見たい。

  • 誰がなんといっても名作です。

著者プロフィール

Henry Graham Greene (2 October 1904 – 3 April 1991)

「2012年 『なぜ書くか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グレアム・グリーンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×