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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151200014
感想・レビュー・書評
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文句ない。キャロルリードの映画で震えた感動が蘇る。後書きによれば、映画の企画としてグレアムグリーンが書いた原作本だというではないか。マーティンズが友人ハリーの葬儀に参列する墓地のシーン、ウィーンの街、彼の知らないハリーの話。シーンが目に浮かぶ。映画を意識して書かれたことがよくわかる。ハリーは何者なのか?さすがグレアムグリーン。お話としての完成度が高く鮮やか。
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サスペンスでありながらも、背景に隠された戦後間もないウィーンの暗い情勢がありありと浮き彫りにされている。
マーティンズは、ライムは、アンナはそれぞれ何を考えたのか。登場人物の誰の視点から見るかによって、結末を迎える時の気持ちが変わる。
色褪せない名作。映画も見たい。 -
誰がなんといっても名作です。