- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151200229
感想・レビュー・書評
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ここまで丁寧な狂気の描写ははじめてかも。スパイダーの虚構にからめとられる。非常に面白いが、読み終えるのは要体力。
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2009/7/7購入
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狂気、妄想の日記と気付いたときに「真実・真相は?」という読み方をしなければ良い。書くことにのめりこんだのか、悪化していく状況が徐々にしみていく。カズオ・イシグロの『充たされざる者』を読んだあとに続けて読んだので、現実の生活がもう、なにがなにやらわからなくなってきた。
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<a href="http://www.bk1.co.jp/product/2224352/p-magicant35666" name="bk1link" title="オンライン書店ビーケーワン:スパイダー" target="_blank"><img src="http://img.bk1.co.jp/bookimages/0222/022243520000_s.jpg" alt="オンライン書店ビーケーワン:スパイダー" style="border: thin outset #EEEEEE" /></a>ミステリとしての要素もでかい「信頼できない語り手」もの。作者の父親が精神病院の院長だったという経歴がものをいうのか、狂気の描写が秀逸を極めます。というか圧倒的。久しぶりに電波っぽいの読みましたが、文学性と本物が合体するとここまですごいものができるんだ!という好例ですね。ほかの著作も読んでみたい。
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翻訳者がスタウォシリーズの翻訳を一手に引き受けてる富永和子さんなのでこのカテゴリ。<br>
所謂叙述トリック…?ジャンルは何だろうなあコレ。かなり早い段階でネタバレしてるし。<br>
とある男性の日記って形式なんだけど……重度の精神病患者の妄想入り日記200ページってのはかなりキッツいって!書いた人は確かにスゴイと思う。スゴイとは思うが読む方もダメージ受けるよコレ!!←あ、これ家畜人ヤプーでも思ったな。<br>
クローネンバーグが映画化したらしい。え?これを?うーん、どういう風にしたんだろう…ちょっと見てみたい。