バルザックと小さな中国のお針子 (ハヤカワepi文庫)

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制作 : 新島 進 
  • 早川書房 (2007年3月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200403

バルザックと小さな中国のお針子 (ハヤカワepi文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 映画が好きなので読んでみた。

    二人の青年と美しい“小裁縫”の物語。

    山の空気感、文革時代の雰囲気を背景に、三人の恋模様と本(知識)との出会いが美しく描かれていて良かった。

  • 文章が苦手な私でもあれよあれよと言う間に読んでしまいました。

  •  文化大革命中に下放された少年二人のお話。一見悲惨に思える環境であってもその中で暮らしている当の本人たちは落ち込んでばかりもいられないのか、悲壮感はあまり感じられずユーモアがあった。そんな文化から隔絶された暮らしの中で出会った本が二人に生々しい感情、豊かな情緒をもたらす様子は鮮やかで、本の持つ魅力を改めて実感する。どういう環境であれ人は物語を欲したり恋をしたり嫉妬したり性に目覚めたりするもので、それらに対して思春期ならではの熱さ、瑞々しさでぶつかっていく二人が清々しくもほろ苦い青春小説。

  • 読みたい本が自由に読めない。だから人に隠れて本を読む。罪を犯していると知りながら、それでも読みたい気持ちを抑えられない人々が大勢いた時代の話。1966年、文化大革命によって、中国では西洋文学が禁書になった。持ち主から盗んだバルザックやフローベルなどの禁書を隠れて読み、初めて愛や性を知った二人の青年。村一番の娘に惚れた二人は、彼女にこっそりバルザックを読み聞かせる。ところが、バルザックの偉大な力は彼女をも変えてしまう…。読みやすかった。

  • なるほど、バルザックなわけだ。作者が映画監督なせいか、どこか映画的。

  • 中国の文革下の状況を背景に下放された少年たちの様子が描かれています。文体のリズム、言葉の選ばれ方が素晴らしいが、それを充分味わうには原語であるフランス語で読む必要がありそうです。

  • 最後は肩透かしだったけど、小説を手にいれるために奮闘する二人の姿にはとても心を動かされた。最近、文化大革命のときのことを語っている弁護士の男の人の記事を読んだのもきいているのかもしれない。文化は誰にもとめることは出来ないと思う。

  • 「バルザックと小さな中国のお針子」ダイ・シージエ/新島進 訳
    仏文学。泥色。

    文化大革命の時代、山間の最貧村を舞台にした、再教育中の青年2人と村娘1人の物語。
    全体主義の抑圧に隠れながら、反革命的な西欧の物語を心の潤いの源泉として、彼らは青春を紡ぎ出している。
    常に画面のトーンが抑調されながらも、青年群像の感情描写が印象的な読了感でした。
    小裁縫の最後の決断に対する「僕」の心象のリアリティが、物語を締めていて読み良かったなあ。(4)

  • なんだかあっけなさすぎる

  • 文学を読めば女の子の美しさと中国の広漠さが理解できると示唆しているお話でした。

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