- Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151200519
感想・レビュー・書評
-
核心に触れそうで、触れない。
最初の方は、なかなか物語の真意が掴めず、ただ
ページを捲るだけしかできなかったが、クライマックスになるにつれ、ある人物が出てきてからより重厚な映画を観ている感覚になりました。
ヘールシャムがつくられた意味は、そこで行われていた、展示会に選ばれる作品たちにどういった
思いがあったのか、私には少し難しい印象がありました。特に物語の倫理観ですね。この倫理観を
嫌う人もいるだろうし、文学にはこういった世界観もいいだろうと思う人も、賛否両論あると思います。臓器を提供するために造られたクローン人間という、残酷な運命を待つ人たちの物語です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私にはあまり合わなかった。淡々と整いすぎた文章なのか、海外文学の雰囲気なのか。
前半は読むのに本当に時間がかかった。考えさせられるテーマが書かれているが、お話に入り込めなくてあまり感情は動かなかった。 -
よく出来た物語だかあまり面白く感じなかった。
和訳だからか読みにくいし、説明や話が長い。 -
なんとか読了。
-
臓器提供というテーマは知っていたので、シリアスな医療モノと自己解釈して読み始めたらまるで違う。ふつうの若者の日常を淡々と語ってゆく。起伏もない日常をかたってゆくので、所々読み飛ばし。途中で気づいたのは、家族の話題が全くないこと。まあ、臓器提供としてこの世に生まれたこども達なので、家族はいないし、家族という概念がないのだろう。将来の夢は叶うことのない夢であって、残されるものは何を願い、思って日々をおくるのだろうか。
-
正直最後まで読むのたいへんやった…。
おもしろいのはおもしろいけど、事前に聞いてたネタバレ無しで読んでほしいとかむせび泣きながら読んだとかの口コミと逸脱してる感じ、、、。
時速20キロでずーっと物語がつづいていく感じ。
少しつかれた。カタルシスは得られない。 -
やりたいことはいずれできると思ってきましたが、それは間違いで、すぐにも行動を起こさないと、機会は完全に失われるかもしれない、ということです。
-
人はなにがなんでも生き続けなければならないのか?