青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
豪華列車〈青列車〉で陰惨な事件が起こった。 大富豪令嬢ルスが、顔面を殴られ絞殺されたうえ、高価なルビーを盗まれたのだ。 警察は乗り合わせたポアロに調査を依頼する一方、恋人と青列車に乗っていたルスの夫を逮捕した。 彼は必死の弁明をするが、妻の客室に入るのを目撃されていたのだ。ふたたび忌まわしき青列車に乗り込んだポアロが指摘した意外な犯人とは!?
原題:The Mystery of the Blue Train (1928)
ハヤカワ・ミステリ文庫 (1982.02) 訳:田村隆一
ハヤカワ・クリスティー文庫 (2004.07) 訳:青木久恵
ブルー・トレインの個室で殺された富豪の娘。別居中の夫が逮捕されるが…。不倫が絡まり合う中で、こんな隙間から真相が。絡まった人間関係の結末にもほっと一息つけました。ミス・グレイが好きです。他の女性がタチ悪いんでさらに…。レノックスは置いといて。
著者自身の発言もあいまって評価のあまり高くない作品らしい。列車内での殺人・主な舞台がフランス・いつも以上にフランス語のフレーズが多いなど、個人的にはとても楽しめた。テレビドラマももう一度見たい。『プリマス急行』も。
作者から最も嫌われた作品。 「ずっといやでたまらなかった」 「月並みで、きまり文句いっぱいで、 筋もおもしろくない」 でもそんなに悪くない…… いや、かなりいいですよ。 まあ確かに 「まるでそれは、あの危険な女豹のようだった」 なんていう文章は恥かしい。 それにこんなに長くする必要はないよね。 聡明なヒロイン、キャザリン・グレイの登場で 物語がぐっとひきしまる。 ... 続きを読む »
事件関係者が揃いも揃って自己中とワルと悪女ばかりです。ヒロインのミス・グレーにしても自分の本心を外に晒さない聡さがあまり好きではなかったり。ポアロがさんざん、女性はあの手の男に弱いのは知っているけどやめた方が良い、と言っているにも関わらずくっついちゃうのもなぁ……。傍目から見て――というか傍目だからこそ間違った選択感が浮き彫りでした。謎解きでも取り立てて目を見張るものはなかったのに、それでもつまらなかったとはまったく思わないのは、なんだかんだでミス・グレーの物語に惹かれていたからなのかもしれません(ツンデレ?)
どちらかと言えばあまり好みじゃない方のクリスティ作品。でも、さすがクリスティと思わせるような部分がないわけではない。 なぜ好みじゃないかというと、犯人に魅力を感じないから。クリスティ作品は魅力的な犯人が登場するものが多い。登場人物の心理描写も巧いので、そういう作品は本当に引き込まれる。けれど、その犯人に魅力を感じないとなると・・・。残念! 気になる人物があちらこちらに出没。 まずは骨... 続きを読む »
最後、犯人がわかる段階で大どんでん返しがあります。
多分、ミステリー市場に残り続ける内容だと思います。
もう本当におもしろかった!
いつも通り、犯人にあっと言わされたし、全くノーマークの人が犯人だった。
新事実がでてきてから犯人に結び付くのではなく、今まであった記述を元に、裏付けするようにポアロは犯人を導いてくれるからすごい。
ロマンス的な要素もあって良かった。クリスティーが書くロマンスは、誠実でロマンチックで好き。
ポアロの機転のよさ、発想力、観察力、灰色の脳細胞最高です!
世話をしていた老婦人が亡くなりその遺産を相続することになったキャサリン・グレイ。
これをきっかけに都会へ出ようとブルー・トレインに乗り込むが、まさに彼女の人生を変える事件がそのブルー・トレインの中で起こったのだ。
なんて劇的な書き方をしてみたりして(笑)
キャサリン・グレイがどれくらい素敵な女性なのか実物を拝みたい気持ちになる。
グレイの瞳をのぞいてみたくなる。
ポアロおじさんも一役買ってめでたしめでたしとなるのだけど(被害者にとっては当てはまらないが…)、キャサリンの今後の幸せを、そしてレノックスにも幸せが訪れるように願わずにはいられない気分で本を閉じた。
私はこの話を読んだら止まらなくなりました。
勤めていた女主人が亡くなりその遺産を相続しお金持ちになったキャサリン・グレーという女性が魅力的なキャラクターでした。
また列車内での殺人はオリエント急行を彷彿とさせますが、内容はまったく違います。
話の始まりに『???』となるかもしれませんが、推理になって繋がるところはさすがアガサ・クリスティです。
しっかりもののヒロインが素敵です。
ひかえめで分をわきまえた、賢い女性。
欲にまみれた人間模様が背景の、列車内でおきた殺人、
というものものしいお話ながら、ヒロインの魅力がいちばん印象的でした。
とても推理小説らしい話という印象。残念なのは、今作ではヘイスティングス、もしくはその代わりになる相棒が登場しないこと。ポアロの奇異な行動に読者目線で突っ込みを入れる人物を、常に横に配してほしかったです。でも、非常にに面白い作品でした。
この間オリエンタル急行殺人事件をテレビで見たので、
今度はブルートレインを選んでみた。
パポポラスなんて名前のギリシャ人も登場しちゃって、目下ギリシャづいてるお友達を
思い出したりもした。
事件は記者の中で起こるけれど、オリエント急行と違って、
推理や前後の話は主にフランス、リヴェイラが舞台。
緑色にきらりと光るポアロの瞳がまた今回も見られる。
中学生くらいの頃に読んだ時は、前後が長く感じたけれど、
今回はきっちり、隅々まで楽しくよめ、ついでに犯人も50%は当てることができた。
また、すっかり内容を忘れてしまったころに読みたい。
エルキュール・ポアロ・シリーズ
貴重なルビーを手に入れた富豪。離婚を決意した富豪の娘がブルー・トレイン内で殺害されルビーが消えた。容疑者は夫。列車に乗り合わせたポアロの推理。富豪の秘書の証言とメイドの証言の謎。
2009年8月26日購入
2009年9月22日読了
有名なので読んでみた2.
有名だからメイドとか列車とかなんとなく話の筋を知ってるような感じがしてデジャヴな作品でした。
最初は読みづらくて… 人物が事情のよくわからん話をして勝手にすすんで、と思ったら関係なさそうな登場人物が新たに出てきて、なんなの何なの、って思っちゃったりもしました。あとから分かる複線ってこういうところが面倒くさくないですかね。
でも話はおもしろかった!!分厚いわりに、謎解きがほんの数ページでかなり焦らされたけど(笑)
クリスティーはまだまだ読み足りてないので 今後も読んでいきたい。
ポアロシリーズ。
読み始めた当初は、やや散発的な印象があり、本当にまとまるのかという気がしたが、最終的には上手くまとまり、全部の内容が明らかにされる。
当然と言えば当然だが。
最後の展開が少々意外で面白かった。
読み終わって、このブログに感想を書くまでに、忙しいと1週間ぐらいのタイムラグがあります。 今回も、そのケースです。 ということで、今、感想を書いてみようと思って、はたと困りました……。あれ、最後って結局どうなったんだっけ? 楽しい物語を読んだイメージは残っているのですが、さっぱり犯人とか、おぼえていません。 えーと、いくつか推理したことはおぼえていて、そのどれかだろうと思っていたの... 続きを読む »

青列車がブルートレインのことだと気がついたのは、解説(あとがき)を読んだときでした。
たしかに、ブルートレインは、直訳すれば青列車なんです。
自分が意味も分からずに言葉を使っていたのが恥ずかし...





