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ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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制作 : 堀内 静子 
  • 早川書房 (2003年11月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300110

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ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私がこの本を読んで特に印象深かったのは、犯人からの予告状が届くシーンだ。
    この話では予告状が合計4通とどくのだが、それぞれのシーンでの緊張感が繊細に描かれていて、とてもよかった。

  • ポアロの元に、ABCからの手紙が届けられます。そしてその忠告どおり、第一にアンドーヴァーでアリス・アッシャーが殺され、第二にベクスヒルでエリザベス・バーナードが殺され、第三にチャーストンでカーマイケル・クラーク卿が殺されます。どの殺人事件でも、現場にABC鉄道案内が残されていました。
    警視庁などは、地名も頭文字もアルファベット順に殺人事件を起こす犯人は、狂気の人間だと想像します。

    ヘイスティングズが出てくる作品は基本的に彼が書き手になっているのですが、今回は“ヘイスティングズ大尉の記述ではない”章もありました。そこで出てくるアレグザンダー・ボナパート・カスト氏が、ABCとして怪しい人物に思われます。しかし本当に彼が殺人犯なのか、疑問に思うところもありました。

    このABC殺人事件の謎を解明するため、ポアロは殺人犯の心のなかを知ろうとします。“なぜ”、“なんのために”犯罪をやったのか、考えます。そして、もやもやしていたことに対して、納得のできる推理をしてくれました。

  • もしかしたら今となっては衝撃的なプロットではないかもしれませんが、だからといって魅力が損なわれるわけではなく、『こういった形の推理小説の原点』という事が良くわかる作品でした。身勝手な理由で他人を巻き込んでも何とも思わない犯人にも嫌悪感は感じますが、またそれとは別な嫌悪感をソーラ嬢にも感じます。女狐の匂いをクラーク卿の奥さんは感じ取った(笑)?

  • ‪‪唐突に犯人が指摘された感じもするが、予告連続殺人に隠された思惑には今更ながら驚かされた。これが元祖・狂人の論理に当たるのだろうか。ポアロに挑戦状を叩きつけた点にユーモアがある。‬

  • 以前に読んだのは中学または高校生のころだから、約30年ぶりに再読。
    これより前に出た『オリエント急行の殺人』は古き良きミステリという感じを受けるが、ABCは現代的なスリラーを思わせる。あとがきにも書いてある通り。詳細は割愛。

    ABCのあとの『メソポタミアの殺人』『ナイルに死す』は 探偵が犯人を捜す伝統的なミステリーに戻る。
    それを考えるとABCがこの時期に出てきたのは驚嘆すべきことだ。

  • 後書きで本書の真相に触れてますって、他の作者のミステリの真相にも触れてないですかね解説者。

    うん、犯人の意欲と発想その他がすごいなあと。きっと色々なボタンのかけ違いでやることなすことうまくなかったんだろうなあ。
    とか思わなくもなかった。
    犯行については運もあったのだろうが、その運がまともな内容であればなあと。

    ヘイスティングス大佐は相変わらず美人によわいですねえ。

  • ミッシングリンク系ミステリーの元祖的作品。名探偵ポアロという魅力的なキャラクターと、アルファベット順に殺害される設定、現場に残るABC時刻表というシンボル、どれをとっても後世の作品に与えた影響は大きい。

    結局ポアロはほとんど事件を解決してないのではないか?という疑問はさておき、『そして誰もいなくなった』同様に殺害動機やトリックの弱さはありつつも、読者を嵌め込むレトリック含めミステリーの可能性に先鞭を付けた功績としてエポックメイキングな作品といえよう。

  • ネタバレはされてしまっているが、されている範囲よりももっと先があって安心した。
    あぁマジか、そのタイプも貴女だったんだ、みたいな。
    凄いとかじゃない。何だろう。発明?

    さて、これで私が勝手に「これはアガサ・クリスティの超有名作だろう」と思っている四作は取り敢えず読み終えた。
    後は何を読むべきだろう。

  • 王道作った側の天才

  • この人が犯人!私にはまず思い浮かばない展開。探偵にはなれないな…

  • 海外の推理小説についてどんなものがあるか興味が出てきて、有名な作家な適当な書物をかりた。
    時代を感じるものがあるが、それでもなかなか面白かった。
    2時間サスペンスみたいだね。
    容疑者はまったく皆目検討がつかなかったし、その動機で何人も人を殺すのはちょっと狂気の沙汰だね。
    トリックを考え込まさせる作品だったから、面白かった。

  • 初めてアガサ・クリスティの小説をしっかり読んだかもしれません。
    大まかな内容(本当に殺害したい人を隠すため、ABCの順に殺人を犯す連続殺人犯を演出するという手法)は知っていたものの、細かなプロットや真犯人の手法など、古典作品とは思えないほど楽しく読めました。
    古臭さも感じることなく、「名作」であると感じます。

    ミステリーの一つの形である「ミッシング・リンク」の完成系として評価される本作。
    叙述が登場人物以外の三人称で語られるシーンが出てくるのも印象的です。
    真犯人が心理的な圧迫により、社会的弱者を自らの身代わりにしようとする手口など、単純なミステリーとしてだけでなく考えられる場面もあると、解説を読んで気づかされれました。

  • むか~し、アガサ・クリスティーにはまってたくさん彼女の小説を読みました。自分勝手な人はこわい、私もそうなってないかしら、というかそうじゃないかしら、とこの小説を読んで思ったのを覚えています。

  • アガサクリスティ、やっぱり天才なんだなぁ。

  • ポアロに殺人予告の手紙が届いた。
    単なるいたずらかとも思われたが、予告通り、Aではじまる土地に住むAさんが殺される。死体のそばには「ABC」と呼ばれる電車の時刻表が。
    次の予告状はBに住むBさん。
    これまた予告通りに殺害。やっぱり「ABC」時刻表。
    その次はCに住むCさんが…
    ポアロはどう解決するのか、意外な結末が…

    というような話。

    これはあのパターンの連続殺人かと思ったら、やっぱりあのパターンだった。
    というか、あのパターンを最初に作ったのがアガサおばちゃんということらしい。
    へえ~
    やっぱりアガサおばちゃんはすごいなあ。当たり外れはあるけど。

    これは面白かった。
    文句なしの★5つ。

  • 大昔に読んだはずだが、トリック以外はすっかり忘れていたので再読。
    なるほどなるほど、こういう話だったか。

  • アガサクリスティの作品は読みやすいなぁ。安定の面白さ。
    ポアロと、頭髪の寂しさを気にするヘイスティングズの会話に噴き出してしまった。2人とも紳士的でいいコンビだ。もっとポアロの話が読みたくなりました。
    この作品をモチーフにした作品もたくさんあるようで、他の作品でネタバレされる前に読めてよかった。「そして誰も~」「アクロイド」「オリエント急行」「ABC」と有名どころは読んだので、次はポアロの初登場の話を読もうかな。

  • (内容)
    注意することだ―ポアロのもとに届けられた挑戦状。その予告通り、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。まもなく第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され…。新訳でおくる著者全盛期の代表作。


    (ひとことメモ)
    私の初めてアガサクリスティの作品。

  • ABCとイニシャルの順に連続殺人事件が起こります。それぞれの被害者には共通点が見つからず犯人探しは難航…無差別シリアルキラーの犯行に見せかけた計画的犯行はハイリスクながらもなかなか真相にたどり着けず、サスペンス要素を含みながら読み手の興味をそそる内容です。このような話を思いつくなんて凄すぎますよね。

  • さすがアガサクリスティーです。
    いろいろこれをモチーフとした作品もあったな、と改めて素晴らしさに感心しました。
    うまくミスリードされそうになりました。まさか犯人があの人だったとは。

  • 時代と文化のギャップを克服するのに時間がかかり、ここまで読まずに来ましたが、やはり名作と言われるだけあって、面白かったです。

  • ポアロシリーズ。ドラマで先に見ていたはずだけど、色々騙されてしまった。ヘイスティングスが出てきていたり、素敵な女性が出ていたりしてワクワクした。しかし最近探偵ごっこをする男性が実は犯人、というパターンが続いている気がする。

  • さすがの名作。かなり凝ったプロットだが、読み易くあまり難しく感じさせない上手さがある。ポアロとヘイスティングスのやりとりなど楽しくてリズムもよく心地良い。ミッシング・リンクものの先駆け的な作品と言われるが、現代でも全く古さを感じることなく楽しめるのだから凄過ぎる。また読みたいと思う。

  • 再読。面白いのでサクサク読める。

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