検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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制作 : 加藤 恭平 
  • 早川書房 (2004年5月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300677

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検察側の証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想・レビュー・書評

  • 街中で知り合い、親しくなってゆく金持ちのオールドミスと青年レナード。ある夜、そのオールドミスが撲殺された。状況証拠は容疑者の青年に不利なものばかり。金が目当てだとすれば動機も充分。しかも彼を救えるはずの妻が、あろうことか夫の犯行を裏付ける証言を…。展開の見事さと驚愕の結末。法廷劇の代表作。

    原題:Witness for the Prosecution (1925)

  • たった200と数ページのとてもシンプルで余計なものは一切ない設定のなかで
    ここまできれいにまとめるのはさすがクリスティ。
    キャラクターの心理描写で読者を騙す手腕を心得まくってる。
    意外と単純、あれ、これわかっちゃうかも?と思わせながら
    ラスト数ページで見事にひっくり返すのだ。

    あっさりしすぎるくらいやけど一瞬で読めて、コロっと騙されたい人におすすめね。

  • どんでん返しの醍醐味が凝縮された古典的戯曲作品

     この短さで、ラストの何重にもひっくり返る超どんでん返しは他にはない。もう完成されたエンディングだ。さすがの作品で文句のつけようがない。

  • クリスティの戯曲で、映画「情婦」の原作。どんな話かというと、ある青年・レナードが、懇意にしていた老婦人を殺害した罪で逮捕される。レナードは、弁護士であるウィルフリッド卿に弁護を依頼するが、検察側の証人として現れたレナードの妻は、レナードに圧倒的不利となる証言を行う……、という内容。タイトルからも分かる通り、法廷サスペンスです。

    先に映画を見てしまったため、ストーリー展開も結末も知ってはいたのですが、それでも面白かった。見事としか言いようがない。さすがミステリの女王。古い作品ですが、今読んでも、まったく古さを感じさせない、極上のサスペンス。読みやすさもピカイチ。

    ただ、正直に言うと、映画の方が面白かった。このストーリーは映像で見るのが一番。もう少しいえば、戯曲で見たかった。戯曲で見たら、もっと驚きがあったはず。それだけが残念……。

    欠点は、映画のタイトル。『情婦』。誰だよこれ考えたやつ。アホでしょ。

  • 徒然日記の人が紹介してた

  • 二転三転した挙句、衝撃の結末!
    面白かった。

  • 初戯曲。初法廷劇。馴染みないスタイルだったが、ほぼ会話分だけなので読み易い。
    二転三転する話はお見事。最後はちょっと可哀想だけど。

  • 映画「情婦」を観た後で原作を読む。やっぱ法廷のシーンは映像の方が迫力がある。それだけビリー・ワイルダーが原作に忠実に作ったってことか。

  • 予測不可能な結末。読者の二枚上手をいく作品。

  • フレンチ夫人を殺害した容疑で逮捕されたレナード・ボウル。フレンチ夫人に遺産を残されていたレナード。レナードを嫌い証言をする家政婦のジャネット・マッケンジー。アリバイを証言していた妻ローマインの証言の撤回。有罪が濃厚になり始めた時に弁護士であるウィルフリッド卿の元を訪れた謎の女。ローマインの書いた手紙の内容。

  • 鮮やか。
    読んだのは高校生の頃でしたが、永らくクリスティ作品と知りませんでした。

  • 最高。初アガサがこれでよかった。アガサクリスティが大好きになったきっかけ。

  • 古典。まさに古典です。
    へんな話ですが、クリスティーでこれ以上「古典」の名にふさわしいのはほかにないだろうと思います。
    (かろうじて『そして誰もいなくなった』が対抗できるくらいかな)

    サスペンスに満ちていて、会話がいきいきしていて、
    それなのに信じられないほどすらすら読める。
    これって………おかしくないでしょうか?
    なんでここまで読みやすいんだろう。

    もともとは短篇をふくらましたもの。
    短篇小説もいいし、この戯曲もいいし、ビリー・ワイルダーの映画もいい。
    悔やまれるのは、「情婦」なんてつまらない邦題をつけられたことです。もとの「検察側の証人」の方がきりっとしてて、かっこいいのに。

    旧版は加藤恭平さんの訳者あとがき。
    すべての戯曲を年代順に紹介する丁寧な文章です。
    これは本当にためになる。
    新版は菅野圀彦さんの、こちらも解説らしい解説。
    どちらも名のある戯曲を飾るのにふさわしい、きちんとした文章なのがうれしい。
    引き分けです。

  • 裏とか、裏の裏までは、読み込むことができる場合がある。
    しかし、検察側の証人は、「裏の裏の裏」まで読めないと、うまくいかないことがある。

    登場人物一覧の女性の数を数え、どのような関係があるかを想定してから読むと、
    推測がどれだけ外れたかが分かるかもしれない。

    グリータ
    ローマイン
    ジャネットマッケンジー
    若い娘

    死亡した「フレンチ」は登場しない。

  • どちらかといえば先に戯曲ではない小説のほうを読むことをお勧めします。

  • 殺人事件そのものよりも、タイトルのとおり、証人の言動が最大のミステリという、ちょっと変わりダネ。結末のドンデン返しにはびっくりさせられた。

  • 無駄のないシンプルな作品ながら、完成度が非常に高いと思いました。
    さらに登場人物達の人間模様や心情も魅せており、小説家としての筆力にも感心させられた作品です。

  • さすがアガサという感じ。善人と悪人、悪人と善人という人間の生々しい感じが出ていた。

    嘘で固められた真実。
    最後のどんでん返しにはおそれいりました(笑)

  • 「祝賀パレードの大逆転劇」
    とcymbalsは歌っているけれど、まさにそんな感じ。
    こんなに気持ちよく裏切られたのは初めてでした。

    いろあせないスタイリッシュさと、スリル感。

  • 映画「情婦」が素晴らし過ぎて、この原作を後で読むと当然インパクトは薄れるのですが、映画が素晴らしいのは原作があってこそ。
    ワイルダーの、ディートリッヒの素晴らしさを再確認

  • 購入した本。

    そういえば、さだまさし氏も同じタイトルのうたを作ってたな。

    思わぬ処に真実が隠されてて、人間って怖いよね。
    善人と悪人の描き方が、流石としか言いようがない。
    は~。面白かった。

  • 台本形式?みたいなのが慣れるまで読みにくい。
    けど、ラストの二転三転する感じは良かった。
    さすがはアガサ。。

  • 検察側に思いがけなく登場した容疑者の妻は?
    映画化されて「情婦」の邦題。

  • (メモ:中等部2年のときに読了。)

  • 戯曲って情景思い浮かべながら読むと、実際に観てみたくなりますねえ。
    ストーリー自体はなかなかにシンプル。どんでん返しっぽい部分もあるけど、そんな大きな驚きでもないかなあ(ミステリずれしたせいかも)。でもあのラストは個人的にすごく好き。そうくるか、やってくれるじゃないか、と思いました。インパクトは抜群。

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